Fulfullコラム

40代で転職し収入が減った時の新NISA積立額変更

2026.09.21


給与明細と通帳を交互に見比べながら、ホッと一息つく。
「積立額は減らしたけれど、今月の生活費もちゃんと手元に残っているな」
転職後の新しい職場で働きながら、毎月無理のないペースで投資を続けている自分の姿です。
※場面は例です。

先に言っておきます。

40代で転職して収入が減ったなら、新NISAの積立額は減らして全く問題ありません。
無理をして設定額を維持するよりも、金額を減らしてでも投資の仕組みを止めないことの方が、はるかに大切だからです。

この記事の内容読むのに約5分

  1. 1.積立額を減らすのは、後退じゃない
  2. 2.いちばん危険なのは、全額解約してしまうこと
  3. 3.具体的に、いくらまで減らせばいいのか
  4. 4.月5,000円でも、止めないほうがいい理由
  5. 5.今日、スマホでできる小さな一歩から

積立額を減らすのは、後退じゃない

「積立額を下げるなんて、一歩後退じゃないか……」
そんな風に、自分を責めていませんか。

「せっかく毎月3万円積み立てていたのに、減らしたら意味がないのかな」
そう感じてしまうお気持ち、すごくよく分かります。

でも、落ち込む必要は一切ありません。

40代は住宅ローンや教育費など、毎月出ていくお金が膨らみやすい時期でもあります。
環境が変われば、家計のバランスが変わるのは当たり前のことです。

投資は、あなたの生活を豊かにするための道具に過ぎません。
日々の暮らしがギスギスしてしまっては本末転倒ですよね。

40代の転職と家計のバランス変化
40代の転職と家計のバランス変化

じゃあ、なぜ無理な積立を続けるのが危険なのか。

いちばん危険なのは、全額解約してしまうこと

これは言わないほうがいいかもしれませんが……。

無理をして無理な積立を続け、生活費が足りなくなって運用中の資産を全額解約してしまう。
ぶっちゃけ、これが一番もったいないです。

資産形成で最も避けるべきなのは、途中で家計が破綻して市場から退場してしまうことなんですよね。

森川満章

積立額を減らす判断は、失敗ではありません。

むしろ「運用を長く続けるための賢明な防衛策」なんです。

手元の暮らしを守れる人ほど、最終的に納得のいく資産を作れていると僕は考えています。

で、じゃあ具体的にいくらまで減らせばいいのか。

具体的に、いくらまで減らせばいいのか

「減らすのはわかったけど、どうやって決めればいいの?」
「えーっと、感覚で1万円くらい減らせばいいのかな」

ちょっと待ってください。
ここは感覚ではなく、順を追って整理していくのがおすすめです。

1
現在の正確な手取り収入と、毎月の支出を把握する
2
生活費の3ヶ月から6ヶ月分にあたる現金を「生活防衛資金」として手元に残す
3
手元に残る余剰資金の中から、無理なく続けられる積立額を決める
4
証券会社のマイページから積立設定の金額変更を行う

ここ、意外です。

「あ、月1,000円しか残らないかも」と思っても大丈夫。
月1,000円でも5,000円でも、買い付けが続いている状態を作ることが何より大切です。

✓ 家計の立て直しと積立調整のコツ

  • 毎月出ていく固定費を優先して整理する
  • 少額(月1,000円〜)でも買い付けの仕組みを止めない
  • 収入が戻ったら毎月+3,000円など段階的に増額する

特に大事なのは、毎月出ていく固定費の見直しです。

家計の全体像を捉え直す具体的な手順は、家計の見直しはどの順番で進める?
挫折しない4つのステップ
でも詳しく整理しました。

と、偉そうに言っていますが、僕も過去にお金のやりくりで頭を抱えた時期がありました。
これ、僕も最初はうまくできませんでした。

それでも「何とかなる、何とかする」と工夫を重ねてきたからこそ、今の再現性ある方法にたどり着いたんです。

仕事に慣れて収入が戻ってきたときも、焦りは禁物です。
いきなり「+2万円」などと増やさず、「毎月+3,000円」を目安に段階的に戻していきましょう。

設定の考え方は、手取り20万円からの新NISA。
無理なく続ける毎月の設定額
を参考にしてみてください。

また、40代からの再スタートに不安があるなら、40代で貯金ほぼゼロ。
今から始める新NISAの現実的なステップ
もきっと役に立ちます。

焦らず段階的に積立額を調整するイメージ
焦らず段階的に積立額を調整するイメージ

ただし、ここにひとつだけ「やってはいけないこと」があります。

月5,000円でも、止めないほうがいい理由

ここ、すごく大事です。

収入が減ったからといって、積立を「完全ゼロ」にしてしまうのだけは避けてほしいんですよね。

なぜなら、一度ゼロにしてしまうと、再開するハードルがめちゃくちゃ高くなるから。
人間って、一度止めた習慣をもう一度動かすのにすごくエネルギーを使うんです。

少額でも買い続けることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付ける「ドルコスト平均法」の効果が得られます。

詳しい仕組みについては、ドルコスト平均法とは?
積立投資で損を防ぐ仕組みを徹底解説
をご参照ください。

そして、資産形成の一番の味方は「複利効果」です。
運用で得た利益がさらに利益を生んでいく仕組みのことで、時間をかけるほど大きな力を発揮します。

仮に年5%などの一定利回りで運用できたと仮定しても、途中でやめてしまっては効果を得られません。
この仕組みの詳細は、複利は「お金が働く仕組み」で詳しく解説しています。

積立のスタンス家計への影響資産形成への効果
無理な設定(例:月3万円)途中で全額解約のリスクが高まる挫折すると運用効率が落ちる
無理のない設定(例:月5,000円)生活に支障なく長く続けられるドルコスト平均法と複利効果を維持できる

無理をして毎月何万円も積み立てて途中で解約するより、月5,000円でも長く市場に居続けるほうが、結果として納得のいく資産になります。

じゃあ、今すぐできる行動は何でしょうか。

📝 もう一歩深く知りたい方へ

新NISAと守りの正しい使い分け!
目的から逆算する資産形成術

生活防衛費と運用の役割を整理し、安全に資産を増やす考え方がわかる

noteで読む →

今日、スマホでできる小さな一歩から

まずは今日、証券会社のマイページにログインしてみる。
あるいは、使っていないサブスクを1つ解約してみる。

そんな小さな一歩からで十分です。

たぶん、思っているより簡単です。

固定費を少し削るだけでも、無理なく毎月数千円が浮いてきますよ。
少しでも積立に回すお金を作るなら、大手キャリアから格安SIMへの切り替えや、毎月出ていくお金のプラン変更も効果的です。

森川満章

キャリアが変われば、お金の悩みが出てくるのはごく自然なことです。

一人で抱え込まず、僕たちお金のプロに気軽に相談してくださいね。

もし、自分の家計に合った具体的な設定額や、これからの計画に迷うことがあれば、無料の「お金の勉強会」を覗いてみてください。
これからの資産形成のヒントが、きっと見つかるはずです。
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積立額を減らすのは、長く走り続けるためのピットイン。

焦らなくて大丈夫。

立ち止まらずに買い続けたという経験そのものが、10年後、20年後のあなたを助ける大きな財産になります。

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