「手取り20万円で新NISAを始めたいけれど、毎月いくら積み立てればいいんだろう」
そう思って立ち止まっていませんか?
毎月の給料から家賃や光熱費、食費などを払うと、手元に残るお金は決して多くありません。
そこから投資に回すとなると、生活が苦しくなるのではないかと不安になるのは当然です。
僕もこれまでに多くの方から、同じような相談を受けてきました。
結論から言うと、手取り20万円であっても新NISAは十分に始められます。
大切なのは、周りの金額と比べるのではなく、自分の生活に合った無理のない設定額を知ることです。
この記事では、手取り20万円の家計において、無理なく新NISAを続けていくための具体的な金額設定や考え方をお伝えします。
僕自身の経験やこれまでのサポートから導き出した再現性のある方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。
✓ 手取り20万円からの新NISAのポイント
- ●・周りと比べず自分の生活に合った設定額を決める
- ●・「余ったお金で投資」ではなく先取り投資の仕組みを作る
- ●・まずは生活防衛資金(現金)の確保を優先する
この記事の内容
手取り20万円で新NISAを始める時の基本的な考え方
手取り20万円で新NISAを検討するとき、最初に抑えておきたいポイントがあります。
それは「余ったお金で投資しよう」と考えないことです。
生活費をひと通り使い終わった後で、残った分を投資に回そうとすると、月によって金額がバラバラになります。
出費が多い月には、結局1円も残らないということが起こりやすくなるのです。
生活防衛資金をまずは確保する
投資を始める前に、必ず確認しておきたいのが「生活防衛資金」の存在です。
生活防衛資金とは、急な病気やケガ、突然の退職などに備えて取っておく現金のことです。
手取り20万円の方であれば、まずは生活費の3ヶ月から6ヶ月分にあたるお金を、いつでも出せる銀行口座に確保しておくのが望ましいと僕は考えています。
この貯金がない状態で全額を投資に回してしまうと、いざという時にお金を準備できなくなります。
万が一の時に慌てないための現金と、将来のために増やすお金をしっかり分けることが大切です。
無理な金額からスタートしない
「新NISAは満額まで使わないともったいない」という声を耳にすることがあります。
しかし、上限額に合わせようとして毎月の生活が圧迫されてしまっては意味がありません。
毎月のやりくりが苦しくなり、途中で積立を止めてしまったり、購入した資産を売却することになっては元も子もないからです。
投資は、数ヶ月や1年で終わるものではなく、何年・何十年と続けていくものです。
自分が「この金額なら毎月出ていっても生活に支障がない」と思える金額からスタートするのが、長続きする一番の近道だと僕は思っています。
周りの人がいくら積み立てているかは関係ありません。
大切なのは、自分が不安にならずに笑顔で続けられる金額を知ることです。
僕にできたからできるのではなく、この手順を追えば誰でも安心して続けられます。
生活を圧迫しない積立額の目安と決め方
手取り20万円の場合、毎月いくら積み立てるのが適切なのでしょうか?
一般的な目安としては、手取りの5%から10%程度が一つの基準になります。
手取り20万円であれば、月1万円から2万円という計算です。
ですが、これはあくまで一般的な目安に過ぎません。
家賃の高さや一人暮らしなのか実家暮らしなのかによって、自由に使えるお金は大きく異なります。
現実的な積立額のパターン
ご自身の生活状況に合わせて、以下の目安を参考にしてみてください。
- 月3,000円〜5,000円:一人暮らしで固定費が高く、まずは無理なく始めたい場合
- 月10,000円:手取りの5%。
生活費と貯金のバランスを取りやすい標準的な金額 - 月20,000円:手取りの10%。
固定費が抑えられており、将来への準備を早めたい場合
最初から1万円以上を目指す必要はありません。
最初は月3,000円や5,000円といった、気持ちに負担がかからない金額から試してみるのがおすすめです。
少額から始める具体的な考え方については、こちらの記事でも詳しく書いています。
積立投資はいくらから始める?
月1万円からで十分な理由
自分の「先取り投資額」を決める手順
積立額を決める時は、以下の手順で計算してみましょう。
給料が入ったら、生活費として使う前に積立額を自動で引き落とされるように設定します。
いわゆる「先取り投資」の仕組みを作ってしまうのが、継続するためのポイントなんです。
毎月出ていく固定費を見直して投資資金を作る
「どうしても毎月数千円すら捻出できない」という方もいるかもしれません。
その場合、食費や交際費を無理に削る節約はおすすめしません。
食事の質を落としたり、友人との付き合いを断ったりする節約は、ストレスが溜まって長続きしないからです。
投資資金を作りたい時に最初に着手すべきなのは、毎月出ていく固定費の見直しです。
見直しやすい固定費の項目
固定費は一度見直してしまえば、その後もずっと節約効果が続きます。
主に以下のような項目をチェックしてみましょう。
- 通信費:大手キャリアから格安SIMに乗り換える(月5,000円以上の削減になることも)
- サブスクリプション:使っていない動画配信サービスやアプリの月額利用料を解約する
- 毎月出ていくお金:保障内容が重複している民間保障などの契約内容を適切に見直す
- 光熱費のプラン:電力会社やガス会社の契約プランを変更する
例えば、通信費を格安SIMに変えるだけで、毎月5,000円ほど浮くケースは珍しくありません。
その浮いた5,000円をそのまま新NISAの積立額に回せば、普段の生活水準を一切落とさずに投資資金を作ることができます。
家計の見直しをどのような順番で進めれば良いかについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
家計の見直しはどの順番で進める?
挫折しない4つのステップ
固定費さえ整えてしまえば、あとは「何とかなる、何とかする」の精神で淡々と続けられます。
毎月の支出に無駄がないかを一度確認してみる価値は十分にあります。
金額の多さではなく、仕組みを作って負担なく続ける環境を整えることが大切だと僕は考えています。

金額の多さよりも「続けること」を優先する理由
新NISAを活用する上で最も重要なのは、毎月の積立金額の多さではありません。
「辞めずに長く続けること」です。
月1万円の積立であっても、10年、20年と長期で継続することで、時間の力を味方につけることができます。
ドルコスト平均法でリスクを平滑化する
毎月決まった金額を購入し続ける手法を「ドルコスト平均法」と呼びます。
この方法を使うと、価格が高い時には少ない量を買い、価格が低い時には多くの量を買うことになります。
値動きを気にして「いつ買えばいいんだろう」と悩む必要がなくなります。
市場が下がっている時でも「安くたくさん買えている」と捉えることができるため、精神的にも安定しやすいのが特徴です。
ドルコスト平均法の詳しい仕組みやメリットについては、こちらの記事で解説しています。
ドルコスト平均法とは?
積立投資で損を防ぐ仕組みを徹底解説
また、投資を始めると株価の動きが気になって毎日スマホを見てしまう人がいます。
しかし、長期の積立投資において毎日の値動きを追いかける必要はありません。
日々の値動きに一喜一憂しない方法については、以下の記事も役立ちます。
投資を始めたら、毎日チャートを見なきゃダメ?
|忙しい人でもできる投資の選び方
一度設定してしまえば、日頃の価格変動を気にする必要がないのが積立投資の良いところなんです。
収入の変化に合わせて柔軟に変更していくコツ
新NISAの設定金額は、一度決めたら変更できないわけではありません。
ネット証券を使っていれば、スマホからいつでも簡単に積立額を変更できます。
自分の状況の変化に合わせて、柔軟に金額を調整していけば問題ありません。
積立額を変更するタイミング
以下のような生活の変化があった時には、無理せず設定を見直しましょう。
- 昇給や転職で収入が増えた時:月5,000円増やしてみる
- 副業などの臨時収入があった時:無理のない範囲で積立額を底上げする
- 急な出費や生活費の増加があった時:一時的に月1,000円や3,000円に減額する
- 大きなライフイベント(引っ越しや結婚など):一時的に積立を休止する
大事なのは、生活が苦しくなった時に「投資を全部やめて解約してしまう」のではなく、「積立額を減らして細く長く続ける」ことです。
月1,000円に減額したとしても、口座を維持して投資の習慣を残しておくことで、生活が落ち着いた時に再び金額を戻しやすくなります。
新NISAの具体的な始め方や口座開設の手順については、こちらの記事でまとめています。
新NISAの始め方を5ステップで解説|初心者の疑問を解決
自分のライフステージの変化に合わせて柔軟に対応できる柔軟性こそが、長期投資を成功させるカギだと僕は思っています。
設定金額に縛られる必要はありません。
「きつくなったら減らせばいい」と気楽に考えて大丈夫です。
何とかなる、何とかするの精神で、まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。
まとめ
✓ 手取り20万円からの新NISAまとめ
- ●・生活防衛資金(現金)をしっかり確保してから始める
- ●・月3,000円〜1万円の負担のない金額からスタートする
- ●・固定費の見直しで無理なく積立資金を作る
- ●・ライフスタイルの変化に合わせてスマホで柔軟に設定変更する
手取り20万円から新NISAを始める際のポイントをまとめます。
- まずは生活防衛資金(現金)を確保した上で始める
- 無理な上限額を目指さず、月3,000円〜1万円程度からスタートする
- 生活費を削るのではなく、毎月出ていく固定費を見直して資金を作る
- 金額の多さよりも、ドルコスト平均法を活用して長く続けることを優先する
- 収入や支出の変化に応じて、スマホで柔軟に積立額を変更する
手取り20万円であっても、自分のペースを守って一歩を踏み出せば、将来に向けた資産形成はしっかりと進められます。
手取りに応じた適切な積立バランスに迷ったら、プロと一緒に家計のシミュレーションをしてみませんか?
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今の自分の暮らしを大切にしながら、できる範囲の金額で未来の自分にお金を届けていきましょう。
僕も応援しています。
ここまで読んでくださった方へ
お金の1問1答
読み終わったあとに、「うちの場合はどうなんだろう」が残ることがあると思います。
その1つを、そのまま送ってください。
僕が読んで、返事を書きます。
通話も日程調整もありません。
名乗らなくてかまいません。
数日のうちに、僕が自分で返事を書きます。