Fulfullコラム

40代で貯金ほぼゼロ。今から始める新NISAの現実的なステップ

2026.08.19


「周りは新NISAや積立投資を始めているのに、40代の自分は貯金がほとんどない」
そんな現実を前にして、焦りや諦めの気持ちを感じていませんか。

同世代のSNS記事やニュースを見ては、取り残されたような感覚になることもあるかもしれません。
ですが、40代から資産形成を考えることは、決して手遅れではないと僕は思っています。
大切なのは、過去を振り返るのではなく、これから何ができるかを具体的に考えることです。

今からでも準備を整えれば、将来の不安を現実的に減らしていけます。
この記事では、40代で貯金がほぼゼロという状態から、新NISAを活用して一歩を踏み出すための現実的なアプローチを順を追ってお伝えします。

この記事の内容

  1. 1.40代から資産形成を始めても遅くない理由
  2. 2.まずは毎月出ていくお金の全体像を把握する
  3. 3.無理のない積立金額を設定する進め方
  4. 4.途中で挫折しないための心構え
  5. 5.僕が考える「何とかなる」と思える仕組み作り
  6. 6.まとめ

40代から資産形成を始めても遅くない理由

「もう40代だから、今から投資を始めても意味がないのではないか」と考えてしまう人は少なくありません。
ですが、定年退職やその後の生活までの期間を考えると、まだ20年以上の時間があります。
投資の世界において、20年という歳月は十分に資産を育てる力を持っていると考えています。

資産形成で大きな効果を生む要素の一つに、運用で得た利益を再び投資に回す仕組みがあります。
時間を味方につけることで、元本だけでなく利益に対しても利益が生まれるサイクルが作られていくのです。
この仕組みについては、複利は「お金が働く仕組み」という記事でも詳しく解説しています。
20年という期間があれば、この効果を十分に享受するチャンスがあります。

また、40代は20代や30代に比べて仕事上の経験が豊富で、自身の収入や支出の傾向が把握しやすいという強みを持っています。
若いうちはキャリアや生活環境が目まぐるしく変化しますが、40代は将来の生活像をある程度具体的に描きやすい時期です。
自分の状況を客観的に見つめ直せる大人だからこそ、現実的で無駄のない計画を立てられると思っています。

✓ 40代からの資産形成が遅くない3つの理由

  • ・定年までに20年以上の時間を味方にできる
  • ・複利の仕組みを活用する十分な期間がある
  • ・自身の収支傾向を冷静に把握できる経験値がある

遅すぎるということはありません。
今日という日が、これからの人生で一番若い日です。
過去に貯金ができなかった理由を悔やむより、これからどう行動するかを考える方がはるかに価値があると僕は思っています。

森川

貯金がゼロだと焦る気持ちはよく分かります。

でも、僕がやってきた経験から言っても、正しい手順を踏めば何とかなるものです。

過去を責めるのではなく、今日の小さな一歩から一緒に始めていきましょう。

まずは毎月出ていくお金の全体像を把握する

新NISAを始める前に、最初に行うべき作業があります。
それは、現在の家計で「毎月いくら出ていっているか」を正確に知ることです。
貯金がほぼゼロという状態の場合、収入に対して支出が上回っているか、あるいは無意識のうちに使い切ってしまっている可能性が高いといえます。

お金の流れを整理する際、まず着目すべきは毎月一定額が出ていく固定の支出です。
日々の食費や娯楽費を細かく切り詰めるのはストレスが大きく、長続きしません。
それよりも、一度見直せば効果が長く続く支出から手をつけるのが効率的だと考えています。

  • 住居費(家賃や住宅ローンの見直し)
  • 通信費(大手キャリアから格安SIMへの変更)
  • サブスクリプション(利用していない月額サービスの解約)
  • 毎月出ていくお金(通院費や定期契約の定期的な見直し)

家計の整理については、家計の見直しはどの順番で進める?
挫折しない4つのステップ
でも具体的な手順を紹介しています。
毎月出ていく固定の費用を数万円単位で削減できれば、その分をそのまま新NISAの積立資金に回せます。
無理な節約をするのではなく、固定費の無駄を削ぎ落とすことが最初の一歩です。

家計簿を完璧につける必要はありません。
大まかな金額と、何にお金を使っているのかの全体像を掴むだけで十分なんです。
現状を正しく把握できれば、次に進むための道筋が自ずと見えてくると僕は考えています。

🎧 この話は音声でも話しています

投資初心者が最初に知っておくべき3つのこと

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無理のない積立金額を設定する進め方

家計の全体像が掴めたら、次は具体的に新NISAで毎月いくら積立を行うかを決めます。
ここで最も避けるべきなのは、焦るあまり無理な金額を設定してしまうことです。

貯金がほぼゼロの状態からスタートする場合、まずは生活を脅かさない少額から始めるのが鉄則と言えます。
最初から毎月5万円や10万円を積み立てようとすると、急な出費があった際に積立を解約せざるを得なくなります。
一度挫折すると、投資そのものに対する苦手意識が生まれてしまいかねません。

固定費の見直しから無理のない積立金額を設定するまでの流れ
固定費の見直しから無理のない積立金額を設定するまでの流れ

具体的には、以下のような考え方で段階的に金額を設定していくのが現実的です。

  • 無理のない金額(月1万円〜2万円程度)からスタートする
  • 生活防衛資金(何かあったときのための現金)を並行して貯める
  • 固定費の削減ができたら、その削減分だけ積立額を増やす
  • ボーナスなど臨時収入があっても、無理に積立額を上げすぎない

積立額の目安に悩む方は、積立投資はいくらから始める?
月1万円からで十分な理由
を参考にしてみてください。
月に1万円であっても、長期間にわたって継続できれば大きな差となって表れます。
大切なのは金額の大きさではなく、積立を止めずに長く続ける習慣を身につけることです。

自分のペースを守りながら少しずつ積み足していく姿勢が、結果として堅実な資産形成につながるのだと思っています。

途中で挫折しないための心構え

投資を始めると、必ず直面するのが「価格の変動」です。
購入した投資信託の価格が下がり、一時的に元本を割り込む場面は将来的に何度も訪れます。
40代で貯金が少ない状態から始めた場合、目減りした資産を見て不安になり、売却してしまう人が少なくありません。

しかし、新NISAを活用した長期の積立投資では、一時的な価格の下落は決して悪いことばかりではありません。
一定額を定期的に買い続ける方法をとっていれば、価格が下がった時期にはより多くの数量(口数)を購入できます。
価格が回復した際には、その購入しておいた数量が大きな利益をもたらす要因となります。

この仕組みは「ドルコスト平均法」と呼ばれ、リスクを分散する上で非常に有効な手法です。
詳細については、ドルコスト平均法とは?
積立投資で損を防ぐ仕組みを徹底解説
で分かりやすく説明しています。

市場の値動きに一喜一憂しないための心構えを整理しておきます。

  • 毎日の価格変動やニュースを気にしすぎない
  • 短期的な損益で運用を止めたり買い増したりしない
  • 一度積立設定をしたら、原則として放置する意識を持つ

投資は感情との戦いだと僕は思っています。
値下がりしたときに慌てて売り払ってしまう行動こそが、損失を確定させる要因になります。
市場が下がっているときこそ「安くたくさん買えている」と冷静に受け止める視点を持つことが大切です。

僕が考える「何とかなる」と思える仕組み作り

僕自身、これまでに数多くの家計や資産形成の相談に乗ってきました。
その中でお伝えしているのは、うまくいく人に共通しているのは「気合いや精神力に頼らない仕組み」を作っているということです。

人の意志はそれほど強くありません。
「毎月残ったお金を投資に回そう」と考えていても、月末になると手元にお金が残っていないのが普通です。
だからこそ、自分の意志に関係なく自動でお金が貯まり、運用に回る仕組みを作ってしまうことが成功の鍵になります。

給与が入ったら、生活費として使う前に一定額が自動で新NISAの口座へ引き落とされる設定を行います。
残ったお金で毎月の生活をやりくりする「先取り貯蓄」の形を整えるのです。
この自動化さえ完了してしまえば、あとは毎日の生活に集中するだけで資産形成が進んでいきます。

準備を正しく整えて、自動で回る構造さえ作ってしまえば、あとは何とかなるものですよ。
具体的な口座開設の手順や準備については、新NISAの始め方を5ステップで解説|初心者の疑問を解決をチェックしてみてください。

✓ 挫折しない仕組み作りのポイント

  • ・意志の力に頼らず「先取り貯蓄」で自動化する
  • ・給料日に自動で口座引き落としされる設定を作る
  • ・設定後は毎日の値動きを監視せず生活に集中する

最初に少しだけ時間を作って仕組みを構築する。
この一度の手間をかけるだけで、お金に対する日々のストレスや将来への不安は格段に減っていきます。
特別な才能や膨大な知識がなくても、手順通りに進めれば再現性のある資産形成が可能です。

仕組みを作った後は、日々の値動きを監視することに時間を取られる必要もなくなります。
自分の仕事や趣味、家族との時間に集中しながら、裏側でお金に働いてもらう状態を目指していきましょう。
それが、忙しい40代にとって最も現実的で継続しやすい資産形成の形だと僕は信じています。

森川

気合いで乗り切ろうとしなくて大丈夫です。

僕もやってきたから分かりますが、手順通りに自動化の仕組みさえ作ってしまえば、あとは勝手に進んでいきます。

「何とかなる、何とかする」の気持ちで、まずは仕組み作りの準備から始めましょう。

📝 もう一歩深く知りたい方へ

STEP3-5|投資はいくらから始める?
〜少額投資のススメ〜

貯金ゼロからでも始めやすい少額投資の具体的な基準が分かります。

noteで読む →

まとめ

40代で貯金がほぼゼロであっても、新NISAを活用した資産形成を始めるのは遅くありません。
定年までの時間を味方につけ、毎月出ていく固定費を整えた上で少額から積立を始めれば、将来の選択肢は着実に広がっていきます。

大切なのは、他人と比べて焦るのではなく、自分の足元を見つめてできることから手をつけることです。
感情に振り回されない自動化の仕組みを作り、長期的な視点でコツコツと継続していきましょう。

「自分に合った見直しの方法が分からない」「いくらから始めればいいか迷ってしまう」という場合は、無理に一人で抱え込む必要はありません。
僕たちお金のプロが開催している無料のオンライン勉強会で、資産形成の全体の流れや具体的な手順をつかむことから始めてみてはいかがでしょうか。
基礎知識を整理するだけでも、今やるべきことが明確になり、気持ちがすっと軽くなります。

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今日踏み出す小さな一歩が、数年後、数十年後のあなたの生活と心に大きなゆとりをもたらします。
正しい手順を踏んで、焦らず自分のペースで未来のための準備を進めていきましょう。
僕もずっと応援しています。

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