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ドルコスト平均法とは?積立投資で損を防ぐ仕組みを徹底解説

2026.08.10


「せっかく貯めたお金だし、買った直後に値下がりしたら嫌だな」

投資を始めようと調べ始めたものの、相場が下がったときの怖さが頭をよぎり、足が止まってしまう人は少なくありません。
自分の手持ちのお金が減っていく様子を見るのは、誰だって避けたいものです。

実は、値動きがある資産を買うときに損をする不安を和らげる購入手法があります。
それが「ドルコスト平均法」と呼ばれるやり方です。

相場が上がったときだけでなく、下がったときでさえ味方にできる仕組みについて、順番にひもといていきます。
僕はこう考えています。
仕組みさえわかれば、相場の波は怖くなくなります。

✓ ドルコスト平均法が初心者に向いている理由

  • 価格が高いときは「少なく」買い、安いときは「多く」買える
  • 相場のタイミングを気にする必要がなく、機械的に続けられる

この記事の内容

  1. 1.ドルコスト平均法の基本仕組み|なぜ相場が下がっても大丈夫なのか
  2. 2.一括投資との違いと初心者に積立投資が向いている理由
  3. 3.ドルコスト平均法でも防げないリスクと知っておくべき注意点
  4. 4.長く続けることで安心感が生まれる理由
  5. 5.自分に合わせた積み立て戦略をプロと一緒に作ろう
  6. 6.まとめ

ドルコスト平均法の基本仕組み|なぜ相場が下がっても大丈夫なのか

ドルコスト平均法とは、値動きする商品を「一定の金額」で「定期的に」買い続ける方法のことです。
毎月1日や15日など、決まった日付に決まった金額(たとえば毎月1万円など)を機械的に積み立てていきます。

ポイントは、買える「量(口数)」を意識することです。
価格が高いときと低いときで、買える量がどのように変化するのかを見てみましょう。

価格が下がると「購入できる数量」が増える

一定額を買い続けると、価格の変化によって自動的に購入量が調整されます。
価格が高いときは少量しか買えないため、高値掴みを防げます。
逆に価格が下がったときは、たくさんの数量を買うことができます。

たとえば、1口1,000円の商品を毎月1万円ずつ買うとします。
価格が1,000円のときは10口買えますよね。

もし翌月、相場が下がって1口500円に半減したらどうなるでしょうか?
1万円で買える量は20口に増えます。
価格が下がった局面は、安くたくさん仕入れられるチャンスに変わるんです。

価格が上がったときには「買いすぎ」を防ぐ

逆に相場が上昇して1口2,000円になった場合、1万円で買える量は5口に減ります。
高値のときに買いすぎるのを自動でブレーキかけてくれる効果があります。

購入単価をならすことで、相場全体の平均的な価格で買い続けることが可能になります。
暴落が起きたとき、一括で買った人は「損をした」と焦るかもしれません。

ですが積み立てを行っている人は「安く買える時期が来た」と捉え直せます。
相場の下落を恐れる必要がなくなることが、この仕組みの大きな強みだと僕は思っています。

一括投資との違いと初心者に積立投資が向いている理由

お金を一括で投じる方法と、分散して毎月買い足す方法では、向き不向きが大きく異なります。

一括投資

まとまった資金が必要で、買うタイミングの見極めが難しくリスクが高くなりやすい

積立投資

毎月少額から始められ、買い付ける時期を分散することでリスクを抑えられる

まとまった資金やタイミングを見極める技術がいらない

一括で購入する場合、「今が最安値か」「これから上がるか」を見極める高い専門知識が必要です。
プロの投資家であっても、底値で買って高値で売る時期を予測し続けるのは簡単ではありません。

投資をこれから始める人が相場の波を読もうとすると、画面から目が離せなくなってしまいます。
ドルコスト平均法を使えば、開始するタイミングに悩む手間がなくなります。
いつ始めても、長い時間をかけて購入時期をばらばらに分散できるからです。

まとまったお金が手元になくても、毎月の余剰資金から少しずつ組み込める点も始めやすい要因です。
具体的な口座の準備や初期設定については、新NISAの始め方を解説した記事でも手順を詳しく載せています。

相場に振り回されずに気持ちのゆとりを持てる

投資で一番の敵になるのは、実は市場の値動きそのものではなく自分自身の感情です。
下がったときに恐怖で売り払ってしまったり、上がったときに欲が出て無理な買い方をしたりして損を出すケースが多々あります。

定額での積み立てを自動化しておけば、日々のニュースや値動きに感情を揺さぶられずに済みます。
自分の手で売買のボタンを押す必要がない状態を作っておくことが大切です。

知識や経験が浅い段階でも、ルールに従って淡々と続けられる仕組みこそが初心者に適している理由なんです。
この手順を踏めば、誰でも感情に振り回されない運用をつくれます。

🎧 この話は音声でも話しています

投資初心者が最初に知っておくべき3つのこと

投資を始める前に把握しておくべき重要な基本原則と心構えが分かります。

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ドルコスト平均法でも防げないリスクと知っておくべき注意点

万能に見えるドルコスト平均法ですが、万全の仕組みというわけではありません。
事前に特徴と限界を知っておくことで、予期せぬ失敗を防げます。

右肩下がりの相場では損が出る

ドルコスト平均法は、買い続けている対象の価値が将来的に上がっていくことを前提としています。
もし購入している商品が一度も回復せず、ずっと値下がりし続けた場合は、当然ですが損失が出ます。

いくら安く大量に買えても、最終的な価値がゼロに近づけば意味がありません。
だからこそ、一時的な上下はあっても長期的に世界経済とともに成長が見込めるような分散型の商品を選ぶ必要があります。

具体的にどんな投資信託を対象に選ぶべきかは、投資信託の選び方の記事で確認しておくと迷いが減ります。

長期的な相場変動と平均購入単価の平準化イメージ
長期的な相場変動と平均購入単価の平準化イメージ

短期で大きな利益を狙うのには向いていない

購入する時期を少しずつずらしていくため、利益が出るスピードも穏やかです。
数ヶ月で資金を2倍や3倍にしたいという目的には全く合っていません。

また、右肩上がりで一直線に上昇し続ける相場だった場合は、最初にまとめて買った方が利益が大きくなります。
しかし、どの商品がいつ直線的に上がるかを事前につかむのは不可能です。

リターンを極限まで追求するのではなく、大きなリスクを避けて安全に付き合うための技術だと認識しておきましょう。

森川

僕自身も事業や資産運用において「何とかなる、何とかする」の精神で取り組んできましたが、無謀なリスクを取らない仕組みづくりは常に重視しています。

減らさないための工夫とセットで考えることが、長続きのコツだと僕は思っています。

長く続けることで安心感が生まれる理由

ドルコスト平均法の真価は、5年、10年、20年といった長い期間を経て発揮されます。

時間の力を味方につけて平均購入単価を平準化する

短期的には暴落や急騰があっても、時間を味方につけることで平均購入単価がなだらかになります。
1年目は相場が冷え込んで含み損(一時的なマイナス)が出ることもあるかもしれません。
そこでやめずに積み立てを継続していれば、価格が戻ったときに増えるスピードが速くなります。

過去の歴史を見ても、世界中の企業や市場に広く分散されたインデックス指標などは、数々の暴落を乗り越えて時間をかけて大きくなってきました。

現金のまま持っているだけでは、物価の上昇によって相対的にお金の価値が目減りしていく局面もあります。
インフレに対する備えとしても、資産の一部をこうした仕組みで運用する視点が欠かせません。
現金のリスクや資産防衛の考え方は、インフレ対策になる資産の捉え方を解説したページでも解説しています。

相場の波を受け入れられる仕組みを作っておく

「相場が下がったら困る」ではなく「下がったら安く買えるチャンスだ」と思えるようになると、精神的なストレスが劇的に減ります。
相場の波を排除しようとするのではなく、最初から波があることを前提とした仕組みを組み込んでおくわけです。

日常の仕事や生活に支障を出さず、静かに資産を育てていける状態が理想的ですよね。
一度ルールを設定してしまえば、あとは自動で口座から引き落とされて運用が進んでいきます。
手間をかけずに再現できることが、安心感につながる要因なんです。

自分に合わせた積み立て戦略をプロと一緒に作ろう

仕組みが理解できたら、次に取りかかるべきは「自分にとっていくらが適切な積立額か」という計算です。

毎月の無理のない設定金額を把握する

いくら優れた手法であっても、生活を圧迫するような金額で始めてしまっては本末転倒です。
途中で生活費が足りなくなって取り崩すことになれば、ドルコスト平均法の効果を十分に活かせなくなります。

まずは毎月の固定費や出ていくお金を見直し、浮いたお金の中から余剰資金を算出しましょう。
家計の整理については、家計見直しの順番を整える記事を参考に段階を踏むとスムーズに進みます。

生活防衛資金として残しておくべき現金と、積み立てに回すお金の比率をきれいに分ける作業が最初の一歩になります。

目標と出口戦略までセットで考える

何のために、いつまでにお金を準備したいのかというゴールを明確にすることも大切です。
老後の備えなのか、子どもの教育費なのかによっても選ぶべき運用期間や引き出す時期が変わってきます。

使う時期が近づいたときに、一気にすべてを解約するのではなく、引き出す際も時期をずらして少しずつ現金化していく出口戦略が有効になります。
最初から最後までのロードマップを描けていると、途中の値動きに迷うことがなくなります。
自分の家庭に当てはめた具体的な数値シミュレーションを事前に行っておきましょう。

森川

自分ひとりで金額設定やプランを考えるのが不安なら、無理に抱え込む必要はありません。

専門的な視点を持つお金のプロと一緒に整理していくことで、納得感のある一歩が踏み出せますよ。

📝 もう一歩深く知りたい方へ

STEP3-5|投資はいくらから始める?
〜少額投資のススメ〜

実際に積立投資を始める際の具体的な金額設定や資金管理法が学べます。

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まとめ

ドルコスト平均法は、相場の下落を恐怖ではなく「安く仕入れる機会」に変えてくれる合理的な手法です。
投資の経験が浅い人でも、相場のタイミングを気にする必要がなく、毎月決まった額を淡々と買い続けるだけで再現性の高い運用ができます。

無理のない金額を設定し、長期間にわたって継続することが失敗を防ぐ最大の鍵となります。
まずはご自身の家計の余剰資金が毎月いくらあるかを確認し、小さな金額から無理のない一歩を踏み出してみましょう。

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僕も応援しています。
「何とかなる、何とかする」の気持ちで、まずは最初の手順から進めていきましょうね。

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