「投資信託を始めてみたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」
証券会社の画面を開いた瞬間、6,000本以上もの商品が並んでいて立ち止まってしまう人は少なくありません。
せっかく貯めたお金を使うわけですから、手数料で損をしたくないと考えるのも当然のことです。
僕自身、これまで多くの方から家計や資産形成の相談を受けてきました。
最初は誰もが選択肢の多さに圧倒されます。
ですが、選ぶための「ものさし」をいくつか持つだけで、自分に必要な商品は驚くほどすんなり絞り込めるようになります。
大切なのは、流行りの銘柄に飛びつくことではありません。
自分が納得できる仕組みと基準を知ることです。
仕組みさえ分かれば、自分に合った投資信託を落ち着いて選べるようになります。
この記事の内容
数千種類の中から自分に合う1本を絞るコツ
日本国内で購入できる投資信託は数千種類にのぼります。
この中からノーヒントで1本を選ぶのは、あまりに選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。
迷わないために必要なのは、商品を細かく見る前に「大きな枠組み」で分類することです。
✓ 投資信託を絞り込む2つの軸
- ●どこに投資するか(地域:日本・アメリカ・全世界など)
- ●なにに投資するか(資産:株式・債券・不動産など)
例えば「全世界の株式」に投資する商品もあれば、「日本の債券」を中心に運用する商品もあります。
初心者が資産形成を始める場合、まずは「全世界の株式」または「全米の株式」を対象にした商品から検討するのが扱いやすいと僕は考えています。
1つの国や会社だけに絞るよりも、世界中の幅広い企業に分散して投資するほうが、リスクを抑えやすいからです。
最初から完璧な1本を探し求める必要はありません。
投資の考え方は、個別の株式を選ぶ際にも通じる部分があります。
まずは身近な視点から整理してみたい方は、株の銘柄選び・最初の一歩|“身近さ”から無理なく続ける投資の始め方も参考にしてみてください。
投資対象を「全世界の株式」のように広い枠で捉えると、数千あった選択肢が一気に数十本まで縮まります。
大枠を決めてから絞り込んでいくのが、迷わずに納得できる商品を見つける一番の近道なんです。
初心者がチェックすべき「信託報酬」の見方
投資信託を選ぶとき、絶対に外してはいけないチェックポイントがあります。
それが「手数料」です。
投資の世界では、将来の運用成果を事前に約束することはできません。
しかし、支払う手数料の金額だけは、購入する時点で着実に見分けることができます。
投資信託にかかる主な手数料は以下の3つです。
- 購入時手数料:買うときにかかる費用(現在は無料の「ノーロード」が増えています)
- 信託報酬:保有している間、毎日差し引かれる運用管理費用
- 信託財産留保額:売却するときにかかる費用(かからない商品も多いです)
この中で特に重視してほしいのが信託報酬です。
信託報酬は、あなたが資産を保有している間、年率何パーセントという形で毎日ずっと引かれ続けます。
例え運用成績がプラスの年であっても、マイナスの年であっても、決まった割合で差し引かれる費用です。

一見すると「年0.1%」と「年1.0%」の差は小さく思えるかもしれません。
ですが、20年、30年と長期で積み立てを続けた場合、このわずか年0.9%の差が数十万円から数百万円の違いとなって跳ね返ってきます。
目安として、全世界や全米の株式に連動する一般的なファンドであれば、信託報酬が年0.1%〜0.2%以下に設定されているものを選ぶのが安心です。
長期投資において、固定で出ていくコストを限界まで抑える姿勢は、資産を守るための基本なんです。
インデックス型とアクティブ型の違いを知ろう
投資信託は、運用のスタイルによって「インデックス型」と「アクティブ型」の2つに大きく分かれます。
この違いを理解しておくことも、失敗しない選び方の大きな要素です。
インデックス型(低コスト重視)
日経平均やS&P500などの指数と同じ成果を目指す。
人件費を抑えられるため信託報酬が非常に安い
アクティブ型(プロの分析運用)
ファンドマネージャーが銘柄を厳選し指数以上の成果を目指す。
手間がかかるためコストが高め
プロが選んでくれるならアクティブ型のほうが良いのでは、と思うかもしれません。
ですが、過去のさまざまなデータを見ると、10年や20年という長期で比較した際、アクティブ型がインデックス型の運用成果を上回り続ける確率はそれほど高くないことが知られています。
手数料が高いアクティブ型を選んでも、必ずしも高い成果が得られるとは限りません。
そのため、これから資産形成を始める方には、まずはシンプルで低コストなインデックス型をおすすめしています。
資産運用を始めようとすると、制度や種類の多さに頭が痛くなることもあるはずです。
僕もこれまで膨大な資料や数値と向き合ってきましたが、一つずつ整理していけば何とかなる、何とかする姿勢で乗り越えられます。
制度の活用順序について迷っている方は、iDeCoと新NISAはどっちを優先?
3つの判断基準を読むと、頭の中がスッキリ整うはずです。
選択肢が多いと難しく見えますが、選び方の軸さえ持てば誰でも迷わずに進められます。
僕自身も一つずつ整理しながらやってきましたから、あなたにも必ずできますよ。
仕組みがシンプルで維持費が安いインデックス型を選ぶのが、着実に資産を育てる土台になるんです。
ネット上の「おすすめ銘柄」を真に受けてはいけない理由
インターネットやSNSで検索すると、「初心者向けおすすめ銘柄ランキング」といった情報がたくさん出てきます。
便利に見える情報ですが、そこに書かれている順位をそのまま鵜呑みにして購入するのは危険です。
なぜなら、誰かにとっての「最適」が、あなたにとっても「最適」とは限らないからです。
人によって、投資に回せるお金の金額も違えば、万が一値下がりしたときに耐えられる気持ちの強さ(リスク許容度)も異なります。
20代でこれから長く働ける人と、50代で退職後の生活を見据えている人では、選ぶべき商品のリスクの取り方が違って当然です。
また、最近ではポイント還元などを目的に手軽に始める「ポイ活投資」も話題になりますが、手段が目的になってしまっては本末転倒です。
仕組みの限界や全体像について詳しく知りたい方は、悲報!
ポイ活の限界|ポイ×投資の記事も一読してみてください。
メディアで話題になっているからという理由だけで選ぶと、相場が下がったときに「なぜこの商品を買ったのか」が分からなくなり、怖くなって途中で売ってしまうことになりかねません。
人気ランキングはあくまで参考程度にとどめ、自分の目的とリスクの許容範囲に合っているかを確認する癖をつけたいところです。
誰かが決めたおすすめに乗るのではなく、自分で納得して選んだ商品だからこそ、途中で値下がりが起きても落ち着いて持ち続けられるんです。
仕組みを理解して一歩を踏み出すための手順
選び方の基準が理解できたら、実際に購入に向けた手順を進めていきましょう。
焦る必要はありません。
次の手順を意識して進めることで、無理なくスタートできます。
投資は「一回でまとめて大金を入れるもの」と思われがちですが、積立投資の強みは「時間を味方につけてコツコツ続けること」にあります。
お金の増やし方についての本質的な考え方は、お金を増やす簡単な方法|ふるふるフランチャイズをはじめます!でも触れていますので、一度目を通してみてください。
準備の手順をあらかじめ型として知っておくことで、不安を感じずに最初の一歩を踏み出すことができるんです。
まとめ
✓ 失敗しない投資信託選びの3つの条件とポイント
- ●「全世界株」などの広いカテゴリで大枠を絞り込む
- ●信託報酬が低い商品(年0.1〜0.2%以下目安)を選ぶ
- ●シンプルで低コストな「インデックス型」を自動積み立てする
選択肢が多すぎて一人で迷ってしまうときは、ご自身のライフプランに合う商品選びの軸をお金のプロとの個別相談で一緒に見つけていきましょう。
資産形成の全体像をもっと分かりやすく整理したい方は、まずは無料のお金の勉強会で基本的な考え方を学んでみてください。
一人で悩みを抱え込まず、正しい知識を一つずつ身につけていくことで、将来への不安は着実に安心へと変わっていきます。
今日学んだ知識を活かして小さな行動を起こせば、あなたの将来の資産はしっかりと育ち始めていきますよ。
何とかなる、何とかする。
応援しています!
ここまで読んでくださった方へ
お金の1問1答
読み終わったあとに、「うちの場合はどうなんだろう」が残ることがあると思います。
その1つを、そのまま送ってください。
僕が読んで、返事を書きます。
通話も日程調整もありません。
名乗らなくてかまいません。
数日のうちに、僕が自分で返事を書きます。