スーパーで、いつもより安く買えた日。
ちょっと得した気分になりますよね。
「安い=正義」
「節約は家族のため」
そう感じるのは、とても自然なことです。
でも実は、その“安さ”を喜ぶ気持ちの裏側に、日本が長い間苦しんできたデフレという大きな落とし穴があります。
この記事の内容
デフレは、家計を守っているつもりで弱らせる

デフレとは、物の値段が下がり続ける状態のこと。
一見すると、
「安く買えるならいいことじゃない?」
と思ってしまいます。
けれど、物が安くなり続けると、人は「もっと安くなるかもしれない」と考えて、買うのを先延ばしにします。
すると、物が売れなくなる。
売れないから、企業の利益が減る。
利益が減れば、給料は上がらない、もしくは下がる。
その結果、また節約しなければならなくなる。
この悪循環こそが、日本の家計をじわじわと弱らせてきたデフレの正体です。
給料は増えないのに、不安だけが増えていく
少し、自分のことを思い出してみてください。
10年前、20年前。
「この会社で働いていれば、給料も上がっていくだろう」
そんな希望を持てていませんでしたか?
今はどうでしょう。
給料はほとんど変わらない。
それなのに、教育費や医療費、生活費は上がっていく。
節約しているのに、なぜか将来の不安だけが大きくなっていく。
それは、あなたの努力が足りないからではありません。
時代そのものが変わってきているからです。
節約だけでは、これからの家計は守れない
世界では、物価が毎年2%ほどゆるやかに上がる状態が理想とされています。
このくらいのインフレがあると、給料も上がりやすく、経済が回りやすいからです。
今の日本は、長いデフレのあとに、急にインフレへと移行している途中。
この時代に、「節約だけ」で家計を守ろうとするのは、かなり厳しい。
だからこそ、
お金の知識を持ち、考え方をアップデートすることが大切になります。
家族を守るために、知っておきたいこと
安く買えたから安心、ではなく、未来の家計をどう強くしていくか。
その視点を持つことが、これからの時代、家族を守る大きな一歩になります。
デフレの本当の怖さ、そして、これから私たちがどう考えればいいのか。
デフレの本当の怖さは「将来への思い込み」にあります
安く買えること自体は、決して悪いことではありません。
日々の暮らしの中で、少しでも支出を抑えようと工夫されるのは、家族を大切に思っている素晴らしい証拠です。
ですが、デフレが本当に恐ろしいのは、僕たちの心に「現金で持っておくのが一番安全だ」という強い思い込みを植え付けてしまう点にあります。
物が安くなり続ける世界では、お金の価値が目減りしません。
だから、使わずに持っているだけで損をしなかったのです。
しかし、時代は変わりました。
物が値上がりするインフレの時代では、銀行にそのままお金を置いておくだけで、実質的な価値が目減りしていきます。
10年前の100万円で買えたものが、今は110万円出さないと買えない。
これは、預けていた100万円の価値が、実質的に下がってしまったということです。
「節約して、銀行に預けておけば安心」という昔の正解が、今の時代ではリスクになってしまう。
これこそが、僕たちが気づかないうちにハマってしまう大きな落とし穴だと僕は考えています。
これからの時代に家族を守る「3つの手順」
では、僕たちはこれからどうやって家計を守っていけばいいのでしょうか。
難しい経済の知識は必要ありません。
お金のプロとして僕がおすすめしたいのは、次の3つの手順で家計の土台を作り直すことです。
僕自身、これまでに数多くのご家庭の相談に乗ってきましたが、この順番で進めるのが一番再現性が高く、着実に家計が楽になると感じています。
ステップ1:毎月出ていく「固定費」を1万円減らす
まずは、食費などの日々の節約ではなく、毎月決まって出ていくお金を見直します。
例えば、スマホのプラン変更、使っていないサブスクリプションの解約、なんとなく払い続けている固定費の見直しです。
食費を毎月1万円削るのは、かなりのガマンと労力が必要です。
でも、固定費の見直しなら、一度手続きをするだけで、その先ずっと自動的に毎月1万円が浮きます。
無理なガマンを重ねる節約は、長続きしません。
まずは労力がかからない仕組み作りから始めましょう。
ステップ2:生活費の「3ヶ月分」を生活防衛資金として確保する
浮いたお金や今の貯金の中から、まずはご家族の「生活費3ヶ月分」を確保します。
毎月の生活費が30万円のご家庭なら、90万円です。
このお金は、突然の病気やケガ、急な支出に備えるための「お守り」です。
すぐに引き出せる普通預金口座に、しっかり分けて置いておきます。
この安心感があるからこそ、次のステップへ落ち着いて進むことができます。
ステップ3:新NISAを活用して「月5,000円」から育てる
生活防衛資金が準備できたら、いよいよお金にも働いてもらう仕組みを作ります。
ここで活躍するのが、国が用意してくれた非課税制度である「新NISA」です。
世界中の企業に分散して投資する「投資信託」を、毎月積み立てで買っていく方法を選びます。
金額は、月5,000円からで十分です。
「投資はまとまったお金がないとできない」と思われがちですが、そんなことはありません。
大事なのは金額の大きさにこだわることではなく、インフレに負けない仕組みの中に、自分のお金を置いておくことです。
今日からできる、一番小さな最初の1歩
ここまで読んでいただいて、もしかすると「少し難しそうだな」と感じたかもしれません。
でも、大丈夫です。
一度にすべてをやろうとする必要はありません。
今日、あなたが家でできる最初の1歩は、「毎月出ていくお金の銀行口座口座引き落とし一覧を見ること」です。
通帳やWEB明細を開いて、毎月何にいくら払っているかをメモ帳に書き出してみてください。
「あ、このサービス最近使っていないな」
「このプラン、もっと安くできるかもしれない」
そう気づくだけで、あなたの家計改革はもうスタートしています。
僕の口ぐせは、「何とかなる、何とかする」です。
どんなに時代が変わっても、仕組みさえ正しく整えていけば、家計は必ず強くなります。
知識を持って小さく行動すれば、何とかなりますし、僕たちで何とかしていけます。
節約に追われて不安になる日々から抜け出して、家族みんなが笑顔で過ごせる未来を、一緒に作っていきましょう。
あなたの小さな1歩を、僕はいつでも応援しています。
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ここまで読んでくださった方へ
お金の1問1答
読み終わったあとに、「うちの場合はどうなんだろう」が残ることがあると思います。
その1つを、そのまま送ってください。
僕が読んで、返事を書きます。
通話も日程調整もありません。
名乗らなくてかまいません。
数日のうちに、僕が自分で返事を書きます。