貯金がなかなか増えない今の時代、
「お金をどう守るか」だけでなく「どう育てるか」も大切なテーマになっています。
でも投資は怖いし、難しそう…そんな方にこそ知ってほしいのが、“保険で資産運用”という選択肢です。
実はこの10年で、保険の常識は大きく変わりました。
守るだけでなく、ちゃんと“増やす”ことができるようになっているんです。
今日は、僕がセミナーや個別相談でお伝えしている「守りと攻めのハイブリッド」な運用法をわかりやすく解説していきます。
早速みていきましょう!
保険の新しい役割:「もしも」だけでなく「いつか」に備える

従来の保険は、病気やケガ、万が一のときの“備え”が中心でした。
しかし今は、「老後資金」「教育資金」「相続対策」など、“いつか”に備えるための資産形成にも使われるようになっています。
ポイントは「お金を預ける先を変えるだけ」。
銀行に預けても増えない時代、
保険会社に預けてプロが世界中の株や債券に分散投資してくれる仕組みがあるのです。
つまり、保険会社とは実は「運用のプロ」であり、
裏側では投資信託や不動産運用を通じて資産を増やしているということ。
この仕組みを知っているかどうかで、資産の伸び方は大きく変わります。
「保険で資産運用」には2種類ある

保険を使った資産運用は、大きく分けて2つのタイプに分かれます。
① 貯蓄型保険(円建て・外貨建て)
決まった利率でコツコツと増やしていくタイプです。
銀行預金よりは増えるものの、爆発的なリターンではなく“安定重視”の運用。
特に外貨建ての終身保険は人気で、ドルや豪ドルなどで運用されるため、
長期的に見ると効率よく資産を育てられます。
② 変額保険(投資信託+保険)
こちらはプロが運用を行い、成果に応じて将来の保険金が変わるタイプ。
保障を持ちながら資産を増やせる“投資と保険のいいとこ取り”です。
僕自身も毎月積み立てていますが、
「家族を守りながら資産を育てる」点でとても合理的だと思っています。
保険運用の3つの魅力

1. プロによる長期運用の安心感
個人ではアクセスできない世界規模の分散投資を、
保険会社が自動で行ってくれるため、放置していてもお金が育つ仕組みがつくれます。
2. 税制優遇がある
保険の受取金には、相続税の非課税枠や一時所得扱いなど、
税金が軽くなるケースが多くあります。
同じ投資でも“税制で優遇される”のは大きなメリットです。
3. 目的別の設計ができる
教育資金・老後資金・相続など、
目的ごとに「色のついたお金」を作ることができます。
家族への想いを形にしやすく、受け取り方で揉めないのも大きな利点です。
「保険なんて増えない」と思っている人ほど損をする時代
かつては「保険=守り」でしたが、今は「守りながら増やす」が主流。
外貨建て、指数連動型、運用一体型など、投資要素を備えた保険が次々と登場しています。
こんな方には特におすすめです。
- 投資初心者で自分で運用するのが不安な人
- 家族がいて保障も重視したい人
- コツコツと長期で資産を増やしたい人
- チャートを見たり売買したりするのが苦手な人
「長期投資の基盤を整えてから短期投資へ」──これが本当の順番です。
まずは守りながら育てる仕組みを持つことが、安心と自由の第一歩になります。
注意点と誤解も知っておこう

もちろん、万能ではありません。
運用型保険は市場の影響を受けるため、途中解約では元本割れの可能性もあります。
また、運用の手数料も銀行よりは高めです。
ですが、「自分に合った設計」さえできれば怖くない。
守りと攻めのバランスを整えることが、長期的な安心につながります。
まとめ|保険は「預けて育てる」時代へ
今の保険は、「もしも」に備えるだけでなく、「いつか」に備えて資産を育てる仕組みに進化しています。
目的に合わせて設計すれば、第二、第三の“資産のポケット”を持つことができる。
それが、これからの時代の賢い保険の使い方です。
守りながら増やす——
それが、これからの資産運用の新しい常識です。