Fulfullコラム

ゴールド投資実践編|純金積立・ETF・現物の違いと始め方

2025.10.25


不安定な経済や円安が続く中、「金(ゴールド)」が改めて注目されています。

前回の基礎編では、金は「守りの資産」として、世界中で信頼され続けている理由をお話ししました。

今回は、いよいよゴールドx投資の実践編。

「実際どうやって買うの?」

「いつ買えばいい?」

「売るタイミングは?」

そんな疑問にお答えしながら、3つの代表的な買い方と、最新の投資スタイルまで解説していきます。


3つの買い方:純金積立・ETF・現物

金を買うといっても、方法はひとつではありません。

まずは代表的な3つの手段から整理していきましょう。

純金積立:コツコツ貯める“金の貯金”

gold

純金積立は、毎月1000円などの少額から自動で金を購入していく仕組み。

価格が高い時は少なく、安い時は多く買える「ドルコスト平均法」が働くため、長期的に安定した積立ができます。

貯金が苦手な方でも、気づけば10万円分の金を持っていた、なんてことも。

「自動的に増えていく安心感」が魅力です。

まさに“お守りのような資産”ですね。

金ETF:デジタルで金を持つという選択

ETF(上場投資信託)は、金の値動きに連動する投資商品。

証券口座から手軽に売買でき、保管リスクもありません。

「家に金を置くのは不安」「でも価格変動は感じたい」という方にぴったり。

たとえば「SPDRゴールドシェア(スパイダーゴールド)」のように、世界中で取引されているETFもあります。

グローバルな資産分散をしたい方には心強い選択肢です。

現物の金:見える安心感と“贈る資産”

最後は、王道の「現物」。

手に取ったときのずっしりとした重みは、やはり特別な存在感があります。

保管や盗難リスクはありますが、その「見える資産」は安心感が違います。

中には、結婚記念日に1gずつ買い足しているご夫婦も。

未来へ引き継ぐ“形ある資産”としての魅力がここにあります。


“買うタイミング”と“出口戦略”

Step up

多くの人が気になるのが、「いつ買えばいい?」「いつ売ればいい?」というタイミングの話。

結論から言えば、定期的に買って、必要な時に少しずつ売るのが理想です。

金の価格は短期的には上下しますが、2000年から現在までで約8倍に。

長期で見れば右肩上がりの資産です。

つまり、「高いからやめよう」ではなく、「今日から少しずつ始める」が正解。

そして“出口”は価格ではなく、目的で決めるのがおすすめです。

たとえば、

  • 子どもの教育資金にする
  • 老後資金の一部にする
  • 資産分散の一環として持つ

目的が明確なら、売る時も迷いません。

「金を売って子どもの留学費にした」というスクール生の方もいました。

資産が“家族の夢”に変わる瞬間ですね。


プレミアムゴールドシステムで“動く金”を運用する

ここからは少し上級編。

短期で利益を狙いたい人に人気なのが、「プレミアムゴールドシステム」です。

これは金の値動きを自動で売買する仕組み。

いわば“動く金”をトレードするタイプの投資ですね。

FXのようにレバレッジを使うためリスクはありますが、

感情に左右されず、ルールに従って淡々と取引を行うのが特徴です。

「上がりそうだから買う」「下がったから売る」といった人間的な迷いを排除し、

機械的に利益を積み上げていく——これが現代的な金運用のスタイルです。


高市政権と“これからの金相場”

政治や為替の動きも、金価格に大きく影響します。

この記事を書いている2025年10月...高市政権になってからは、円の安定策や財政引き締め、金利上昇といった動きが出てきています。

円安が進めば金価格は上がりやすく、円高になれば一時的に下がる。

ただし日本の財政が厳しい現状では、海外投資家が円を減らす傾向にあり、

結果的に金が“安定した資産”として見直されているのです。

これからは「円を持つか、金を持つか」。

そんなバランス感覚が問われる時代になってきています。


大事なのは、自分に合った距離感で金と付き合うこと

金の投資には「正解」はありません。

大切なのは、自分の性格やライフスタイルに合った方法を選ぶこと。

  • コツコツ積立で“お守り資産”を育てる
  • ETFでデジタル分散投資を楽しむ
  • 現物で“見える安心感”を持つ
  • システム運用で“動く金”に挑戦する

どれも立派な選択肢です。

あなたにとって、心地よい距離感の「金投資」を見つけてください。

ブログ一覧に戻る