今回は、“逆説的”なテーマでお届けします。
「仕事、もっと頑張りたい!」
「でも最近なんだか疲れが抜けない…」
「休んだ方がいいのかな…いや、でもそれってサボり?」
こんなふうに感じたことはありませんか?
実はこれ、本気で頑張っている人ほどぶつかる壁なんですよね。
だから今日は、少し違った視点から、
「仕事にメリハリをつける方法」をお話しします。
しゃがまないと、人は跳べない

ジャンプする前、人は必ずしゃがみます。
この「しゃがむ」って動き、実はすごく大事なんです。
筋肉に力をためて、タイミングを見極めて、地面を感じる。
その“溜め”があるから、次の瞬間に高く跳べる。
でも仕事ではどうでしょう?
常に立ちっぱなし、
走りっぱなしで、
しゃがむ間もない毎日。
「もうちょっと頑張れば成果が出る気がする」
そんな気持ちのまま、しゃがむ勇気を持てない人は多いのかもしれません。
”しゃがむ”ことに対する罪悪感
少しだけ、僕の話をさせてください。
脱サラして起業する前、
僕は毎日「やらなきゃ」に追われて、
気づけば“頑張ってる自分”を維持するのに必死でした。
そんな時、ある経営者の先輩に言われたんです。
「森川くん、ジャンプってさ、いきなりは跳べないんだよ。
一回しゃがまないと、高く飛べないの。」
その言葉で、スッと力が抜けた気がしました。
休むことは、実は“行動”だった
よく言われますよね。「メリハリが大事」って。
でも、「夜は休む」とか「週末はオフ」っていう“時間管理”だけでは足りない。
本当に大事なのは、
「エネルギーの配分」
なんです。
いつ、どこで、どんなふうに自分の集中力を使うか。
それをちゃんと設計する力が「メリハリの正体」だと思います。
しゃがむ = 「準備と観察」の時間

何もしない時間。
これは、一見ムダに見えるけど、実はものすごく価値があります。
・旅行中にふとアイデアが浮かぶ
・子どもと全力で遊んだあと、頭がクリアになる
・「何もしない日」があったから、週明けから集中できた
…こういう経験、ありませんか?
これは全部、「しゃがんだ」からこそ生まれたジャンプなんです。
メリハリがある人は、“自分のタイミング”を信じている
メリハリって、他人に合わせることじゃなくて、
「自分のリズムを知って、信じること」なんだと思います。
一日中バリバリ働く日もあれば、
昼寝して本読んで、ふとパソコンを開きたくなる日もある。
大事なのは、「動けるときに、最大限動けるように」
その前にちゃんと“しゃがんでおく”こと。
最後に|しゃがむ勇気が、次の一歩を変える
今、もし「なんだかモヤモヤするな」「気持ちが乗らないな」と思っていたら、
それはあなたの体と心が、“しゃがみたい”とサインを出してる証拠かもしれません。
止まることは、怖くない。
むしろ、飛ぶための最高の準備なんです。
□ 森川の「ちょい足し習慣」
スマホを15分置いて、何もしない。
音もない。目も閉じてもいい。
それだけで、次の日の集中力がまるで違う。
“止まる”は、未来のあなたを助けてくれる武器になる。
ぜひ、やってみてくださいね。