今回は「初めての投資が急落している時、どうしたらいいのか?」
についてお話しします。
投資を始めたばかりで市場が急落していると、不安になるのは当然です。
しかし、長期的な視点を持ち、冷静に対処することが大切です。
以下に、具体的なアドバイスをまとめました。
早速見ていきましょう!
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市場の急落とは?
2024年8月2日の日経平均株価は、午前11時時点で前日比1,716円(4.5%)安の3万6,410円と急落しました。
これには以下のような要因が影響しています。
・米景気悪化を示す指標が増え、米国株が下がったこと
・米利下げが近いとみられ、さらなる円高が進むリスクがあること
・日本の景気指標もやや弱含んでいること
・中国の景気低迷が続いていること
・中東情勢の不安定化
これらの要因が重なり、世界的に「リスクオフ」の動きが広がり、
日経平均株価は弱気局面入りしていると考えられます。
リスクオフとは?
「リスクオフ(Risk Off)」とは、投資家がリスクの高い資産からリスクの低い資産に資金を移す動きを指します。
経済や政治の不安定な状況、あるいは市場の不確実性が高まると、投資家はリスクオフの姿勢を取る傾向があります。
例えば、株式市場が急落している時や地政学的リスクが高まっている時、
投資家は株式や新興国通貨などのリスク資産を売却して、
現金、米国債、金などの安全資産に資金を移します。
【具体的な対処法】初めての投資が急落している時、どうしたらいいのか?
急落時にどう対処するかは大きな課題です。
多くの人がパニックに陥り、売却を考えたり、投資を止めたりすることがあります。
しかし、これは最も避けるべき行動です。
以下に急落時の具体的な対処法をまとめます。
パニック売りを避ける
急落時に最も避けるべき行動はパニック売りです。
市場が下がった時に売ると、損失が確定してしまいます。
ここでは、投資心理を理解するというが大切です。
投資市場では、投資家の心理が大きな役割を果たします。
市場が好調な時は楽観的になり、下落時には悲観的になりがちです。
この感情の揺れが「リスクオン」「リスクオフ」という投資行動を引き起こします。
リスクオンの時は投資家はより高リスク・高リターンの資産に向かい、リスクオフの時は安全資産に逃げ込みます。
この心理の変化が市場全体の動きを左右することがあります。
自分の感情に振り回されず、冷静に判断することが重要です。
長期的には市場は回復することが多いです。
市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことで、より賢明な投資判断ができるでしょう。
投資の目的を再確認する
投資を始めた理由を思い出し、長期的な目標に集中しましょう。
短期的な値動きに一喜一憂せず、目標に向かってコツコツと続けることが大切です。
例えば5年、10年、あるいはそれ以上の長期的な目標に焦点を当てることが大切です。
長期投資は、複利効果を最大限に活用し、短期的な市場の変動によるリスクを軽減する効果があります。
また、自分の投資目的を常に意識することで、一時的な市場の下落にも動じることなく、投資を継続する勇気が生まれます。
例えば、老後の資金作りが目的なら、数十年先を見据えた投資計画を立てることができます。
長期的視点は、感情的な判断を抑え、より合理的な投資決定を促します。
分散投資の重要性
分散投資はリスクを減らすための基本戦略です。
インデックスファンドを利用することで、複数の銘柄に分散投資することができます。
これにより、一つの資産の下落が全体のポートフォリオに与える影響を軽減できます。
例えば、全世界株式を対象としたオール・カントリーや米国株式を対象とした「S&P500種指数」に連動するインデックスファンドなどです。
また、別の例としては、国内株式だけでなく、海外株式や債券にも投資することで、リスクを分散させることができます。
定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じて資産配分を調整することも重要です。
リスク許容度に応じた資産配分を行い、定期的に再調整することで、長期的により安定したリターンを得る可能性が高まります。
つみたて投資の継続
つみたて投資は、長期的に見て平均的な買付価格に収束することを目指しています。
市場が下がっても、継続して投資を続けることで、将来的には利益を得ることができる可能性が高まります。
市場の上昇下降に関わらず一定額を定期的に投資することで、平均購入単価を抑えることができるからです。
市場が下落している時には多くの株数を購入でき、上昇時には少ない株数を購入することになるため、長期的には有利に働きます。
また、小額から始められるため、投資を始めるハードルが低いのも魅力です。
さらに、自動引き落としにすることで、投資を習慣化し、継続的な資産形成を実現できます。
市場のタイミングを図る必要がないため、初心者にも適した投資方法といえるでしょう。
まとめ
投資は「継続は力なり」という言葉に尽きます。
短期的な市場の動きに左右されず、長期的な視点を持って投資を続けることが大切です。
新NISAの無期限化により、投資のハードルが下がり、多くの人が長期投資を始めています。
この機会を活かして、冷静かつ堅実に投資を続けましょう。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
長期的な視点を持って、冷静に投資を続けていきましょう!!
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ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます!
現在僕のコミュニティでは、毎日、お金に関する相談を受け付けています。
今日の話にもあった通り、「背中で語れるお父さんお母さんになろう」というコンセプトで、
家族のための投資やお金の知識を増やし、
将来に備える人々を応援しています!
分かってはいるけど、なかなかできないんだよな…と言う方は、
是非一度お話ししましょう!
初 回 無 料 !!