先日こんな質問をいただきました。
「人は見た目が9割ですよね。森川さんはどう思いますか?」
これは投資や経営について相談をお受けしてる中でいただいた質問です。
本記事では面白いなと思い、この部分を切り取ってお話をしてみようかなと思います。
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人は見た目が9割|判断するににかかる時間は「0.5秒」
「人は見た目が9割」-この言葉、皆さんどう思いますか?
このフレーズは、僕も昔本か何かで見たことがあるなって思いて、調べてみると、アメリカの心理学者ジョン・マナーという方の研究がありました。(参考:Journal of Personality and Social Psychology)
人が相手を見て、「魅力的な女性だな」とか「これは素敵な男性だな、ちょっと真似したいな」とか、を判断するににかかる時間は「0.5秒」って言われてます。
この0.5秒の間に受け取れる情報は、基本的に相手の外見のみということです。
もちろん、お話をしたりとか付き合ったりする中で、印象がどんどん修正されているっていうこともあると思います。
しかし、人は第一印象を特に重視する傾向にあるそうです。
自分が思ってる以上に、「相手からは見た目で判断されて、相手のことを見た目で判断してる」っていうことになるんです。
モノを判断する時
これは人だけではなくて、物に対しても同じことが言えるんじゃないかなと思います。
例えばコーヒーについて考えてみましょう。
コーヒーひとつとっても、例えば普段飲んでる美味しいコーヒーがあります。
このコーヒーが真っ白なマグカップに入ってます。
もう一つは真っ白な紙コップに入ってます。
同じ白い色の紙コップとマグカップ、どちらも新品としましょう。
目の前に出されたときに、どちらが美味しそうに感じますか?
僕はおそらくマグカップに手が伸びると思うんです。
このように、一瞬で見た目というところに左右されて、
どちらを買うかっていうところ、
どちらを飲むかっていうところまで変わってくるんです。
これは人も物も同じなのかなと思います。
本質|やっぱり大事なのって中身
徐々に話の本質の方に入っていきます。
人は見た目が9割ということを聞くと、「美人の方がいいよね、ブスの人損だよね」とそういった印象に捉えられます。
しかし、そこではないんですよね。
まず見た目で言うと服装や髪型は変えられますよね。
顔に関しては整形をすることもできます。
(整形に関しては賛否ありますが、もう、この令和の時代は普通なのかなとも思います。)
その見た目っていくらでも直せて、お金をかければ変更できるんです。
何かインターネット空間のアバターみたいですね、着せ替えができる。
現実的には、それくらい変えられると思います。
ただ、やっぱり大事なのって中身です。
人と話してるときの、顔つきとか服装、姿勢、臭いとか。その人の話してるときの距離感、ノリ、話の抑揚。
こういった、「言語化するには少し難しいような部分の情報」のことを見た目というのではないでしょうか。
かっこよくてイケメンで、ただ何か微妙だなって人っていません?
顔が可愛くて美人だけど、なんかこの人魅力的じゃないな?
ここが僕は見た目なのかなって。
世間一般的に言われている外見の見た目よりも、中身の見た目という部分、こっちに重きを置く方が賢いのかなと思うんです。
自分をどう見せるか?減点方式と加点方式
見た目とか魅力っていうところで普段から僕が意識していることがあります。
それが「減点方式になるのか、加点方式になるのか」です。
人と一番最初に会ったとき、見た目とか雰囲気と第一印象でスゴい人いませんか?
オーラを出せるって意味ではすごい素晴らしいですけども、こういう人って減点方式になりやすいんですね。
例えば、 芸能人が分かりやすいと思います。
普段見てるのが100点だったとして実際に会うと、どうだったよねとか、この芸能人、実際あったらなんか微妙だったよとか、
マイナス面をフォーカスされることが多いはずです。
やっぱりかっこよかったよ、とか実物も良かったよ、っていうのもあると思うんですけど、どちらかというと、ネガティブの方で100点からどれだけ引かれていくかみたいに、減点方式になると思うんです。
私たちのプライベートとか日常でもそうで、最初に目立ってしまうと、後からやった行動って、減点の90点70点という、
減点の90点70点という、そっちの方見られがちなんです。
加点方式を狙う方法
僕が人と会うときは、一番最初の印象で言うと、まず見た目はちゃんとします。
髪を整えたりとか、ボサボサの髪で行くよりも、しっかり髪整えてセットして、しっかりした服装で会う。臭いも、相手が不快にならないような香り付けをしてその場に行きます。
加えて、考えることは、オーラとか雰囲気とか空気を消すことです。
特に、ゆくゆく「ここで何かポジションを取ろう」と思ってその場に参加するときには必ずそうします。
「まずは目立たない」「オーラを消す」これをひらすら意識します。
もう分かりますよね。先ほどの減点方式とは逆に、加点方式にしていきたいんです。
最初は何とも思ってなかった。
ただ、徐々に関わってると、「あれ、この人すごいな」「魅力的だな」「何か人と違うな」こんな自分を徐々に出していくわけです。
いきなりオーラを出すわけじゃなくて、徐々に出していく。
具体的には、立ち振る舞いとか、言葉とか発言、言葉尻を意識することです。
話すテンポ、というのもちろん大事です。
早口で喋るよりも、ある程度しっかりと言葉に重きを置いて、大事に大事に話していきます。
しっかりと主導権をこちらで持つことが大事です。
単純に、ゆっくり喋ろうということじゃないです。
雰囲気、空気、ケースバイケースに合わせて自分の色を少しずつ出していく。
そして、会が終わったときには80点とか90点に持っていけるようなイメージです。
加点方式の人の方が遥かに最後に印象に残るんです。
「好印象だったな、この人」
「森川さん、いい人人だった」
となります。
逆に減点方式になってしまうと、「まぁまぁ、こういう人だったね」で終わってしまう。これはもったいないですよね。非常に大きな差です。
2回目3回目に会うと、またさらに加点方式って効果をもたらすこともあります。
日常とか、恋愛とか、職場。全てに共通すると思います。
最初はまあまあの印象。
まあまあの印象から加点方式にしていった方が、そのギャップがあればあるほど、人って魅力的に捉えていただけるのかなと。
最初は全く意識してなかった異性の方が、急に魅力的に感じてきて、そこからお付き合いして結婚するっていうパターン、これも、加点方式の接し方ができてる方の勝ちなのかなと思うんです。
ここまで読んできて、
この人加点方式だったな。
この人減点方式だな。
あなたの中でも浮かんでるとはずです。
そして、
「自分てどっちだろうな」
「どっちの方がいいのかな、得なのかな」
好印象は作れるというところに繋がるのかなと思います。
外見はもちろん大切
外見的な見た目でいうと、オンオフ切り替えるっていうのも非常に僕は大事だと思います。
実際に私も普段、人と会って何か協業をするとか商談をするっていうときには、しっかりと髪をセットして、前髪を上げるんです。
一方で、普段のプライベートでずっと髪を上げているかというと、上げていません。
おでこを出す!
相手に与える印象で、おでこが出てるかどうか、これは基本なのかなと思います。
僕自身も、昔は前髪を上げるということに抵抗を感じてたんです。
ただ、情報発信をして人にしっかりと伝えるっていう仕事をやるようになってからは、
このおでこを出すか出さないかで、人に与える印象は大きく変わります。
清潔感も出るし、シャキッとして見えるし、プロっていうメッセージが相手に伝わるんです。
僕の場合、「こういうおじさんになりたいな」っていう目標をしっかりと持っていると、自分がぶれなくて済むんです。
女性だったら、
「将来こういう女性になりたいな」という人。
その人の身なりだったり、話し方だったり、ここをまず真似していく。
この人間性というところは、言葉とか声から発せられるものだと思うんです。
「なんかこの人の話が入ってこないんだよな」っていう方は、おそらく中身もそうなのではないでしょうか。
もちろん決めつけるのはよくないですけど、僕が「この人すごいな」って思えた人は、やっぱり話し方もしっかりしてるし、見た目もしっかりしてるし、仕事もできる人です。
そういった大人に、僕はなりたいなといつも思ってます。
まとめ
「人は見た目が9割ですよね。森川さんはどう思いますか?」この問いに対して僕の考えを書いてきました。
人の見た目というのは外見ではありません。
人の中身から、内面的な部分が大切です。
具体的には、言葉じりだったり、立ち振る舞いだったり距離感だったり、香りだったりです。
そして、減点方式なのか加点方式なのかも大切な要素です。
会って話をしているうちに、評価が上がっていく事を意識しましょう。
最後のポイントとしては、おでこを上げること!
相手にしっかりとメッセージを伝えたい、もしくはメッセージを伝えるような仕事をしたいという方は試してみてください。
毎日 Voicy 配信!!
では。