「不動産ってなんだか難しそう…」
「インフラってそもそも何を指すの?」
今回は、そんな方にこそ読んでほしい内容です。
専門用語をできるだけ私の言葉に噛み砕き、“投資の引き出しを一つ増やす”ことをテーマにまとめました。
深い知識がなくても理解できるように、仕組み・メリット・注意点を一気に整理していきます。
肩の力を抜いて読める内容なので安心してくださいね。
REITとは?

不動産を“みんなで少しずつ持つ”という考え方で、小額でも始めやすい投資です。
仕組みはシンプルでも奥が深く、不動産の世界に触れる入口として人気があります。
REIT(リート)は巨大な不動産をひとつの会社がまとめて運用し、その家賃収入を投資家に分配する仕組みです。
「不動産=高い・重い・売れない」というイメージを持つ方が多いですが、REITは株式のように手軽に売り買いできます。
まずは特徴をまとめると、次のようになります。
REITのメリット
- 小額から始められる(数千円〜)
- 売買しやすい(流動性が高い)
- 家賃収入=分配金が期待できる
REITのデメリット
- 相場や金利の影響を受けやすい
- 不動産需要が落ちると分配金が減る
- 景気サイクルの影響が大きい
箇条書きで見るとシンプルに感じますが、実際のREITはもっと多様です。
オフィス、住宅、商業施設、物流センター、ホテルなど、ジャンルによって動き方が全く異なります。
「REIT=ひとまとめの投資」ではなく、中身は“別の生き物が集まった集合体” という感覚を持っておくと理解が深まります。
最近は、不動産クラウドファンディングのように似た仕組みの商品も増えています。
1万円前後から投資でき、こちらも「不動産の入り口」として活用しやすい選択肢です。
インフラファンドとは?
太陽光や風力など、“電気をつくる設備”に投資し、そこから得られた売電収入を分配する仕組みです。
景気に左右されにくい、わかりやすい投資として注目されています。
インフラファンドは、太陽光パネルや風力タービンを運用する事業者に投資し、売電収入を投資家へ分配します。
イメージとしては “小さな電力会社を持つ感覚” に近いかもしれません。
まずは特徴を整理すると、次のようになります。
インフラファンドのメリット
- 景気に左右されにくい安定性
- 比較的高い分配金利回り
- 再生可能エネルギーの普及でニーズがある
インフラファンドのデメリット
- 自然災害のリスクが大きい(台風・地震・土砂崩れ)
- 設備の老朽化やトラブル
- 売電価格のルール変更で収益が変動
補足すると、インフラファンドは「仕組みがわかりやすい」「景気の影響を受けにくい」という魅力がある一方、災害と制度変更という“自分ではコントロールできないリスク”を常に抱えています。
だからこそ、メイン投資というよりは「知識として持っておく」「ポートフォリオの一部に加える」という位置づけが現実的です。
実践編|初心者がつまずかない3つのポイント

REITもインフラファンドも“高利回り”に見えるものほど慎重に。数字の裏側には必ず理由があります。
1. 利回りだけ見て判断しない
たとえば同じ分配金でも、価格が下がれば利回りは跳ね上がります。
- 分配金:1000円、価格:1万円 → 利回り10%
- 分配金:1000円、価格:5000円 → 利回り20%
数値だけ見ると後者が良さそうですが、価格が大きく下がっている時点で“何か問題が起きている可能性”を疑うべきです。
REITで価格が下がる要因
- 空室増加・テナント撤退
- 家賃の値下げ
- エリア需要の低下
インフラファンドで価格が下がる要因
- 売電価格の下落
- 発電トラブル
- 自然災害による設備被害
- ルール変更による収益悪化
“高利回りに見える=掘り出し物”ではなく、実は“問題が生じた結果”というケースがとても多いのです。
スーパーで半額になっているお肉のように、「お得だけど、そこには理由がある」イメージです。
2. 一つの分野に偏りすぎない
REITは種類が非常に多く、分野ごとに景気の波が異なります。
オフィスが好調でも、ホテルが不調な年もある——そんな世界です。
だからこそ、
- オフィス
- 物流
- 商業施設
- ホテル
- 住居
などに分散することで、リスクを和らげることができます。
「REITに投資=分散している」と誤解されやすいですが、実際は中身を見ないと偏りが大きくなる点に注意です。
3. 分配金が多い=課税されやすい
分配金は嬉しい反面、そのまま課税対象にもなります。
長期で増やすという観点では、NISAで運用する投資信託の方が効率が良いケースが多いです。
REITやインフラファンドは、「メイン投資」よりも「サブのポジションとしてアクセントに入れる」という使い方が向いています。
今日のまとめ
REITは、不動産の収益構造に触れながら少しずつ分配金を楽しめる投資。
インフラファンドは、景気に左右されにくいという強みを持つ安定型の選択肢。
ただしどちらも、長期の資産形成という点では投資信託に比べて優位性が少なく、あくまで“引き出しを増やすためのオプション”という位置づけで考えるのが現実的です。
僕自身も専門的に深掘りしているわけではありませんが、リスナーさんから質問をいただく場面が多くなってきたため、今回は基礎と注意点をまとめてお届けしました。
「自分の家ではどう使えばいいの?」と感じたら、お気軽にお金の勉強会にもどうぞ。
知識は人生の選択肢。選択肢が増えれば、人生の安定感は大きく変わります。
では。