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不動産投資の基礎知識|初心者が知っておくべきメリット・デメリット

2025.10.03


不動産投資と聞くと「お金持ちの世界」「借金が怖い」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

ですが実際には、サラリーマンの副業として取り組む人も増えています。

マンション経営や駐車場投資などは、最近では耳にする機会も多いですよね。

とはいえ、不動産投資には誤解やリスクもつきもの。

今回は、初心者の方に向けて「不動産投資の基礎編」として仕組み・メリット・デメリットを整理していきます。


不動産投資とは?初心者にもわかりやすい基本の仕組み

まずは、不動産投資の基本から確認しておきましょう。

一言でいえば「家や土地を所有して人に貸し出し、その対価として収益を得る」こと。

不動産投資といっても、代表的な方法は大きく3つに分かれます。

  • マンション経営:ワンルームやアパートを購入し、家賃収入を得る
  • 駐車場投資:土地を活用して月極やコインパーキングを運営する
  • 商業物件・戸建て投資:店舗や一軒家を購入し、貸し出す

株式投資が「数字の世界」であるのに対し、不動産は「実物資産」を扱うためイメージしやすいのが特徴です。

例えば自宅の一部を貸して月5万円の収入が得られたとしたら――生活のゆとりを感じられるはず。

これが不動産投資のわかりやすい魅力です。

→ では、この投資にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。


不動産投資の4つのメリット

不動産投資には、他の投資にはない強みがあります。代表的なメリットは次の4つです。

  1. 安定した家賃収入
    日々の値動きを気にする必要がなく、毎月決まった日に収入が得られる安心感があります。
  2. ローンを活用できる
    自己資金だけでなく銀行融資を利用して投資が可能。少ない手持ちでも始めやすい仕組みです。
  3. 節税効果
    減価償却や経費計上で給与所得と相殺でき、結果的に節税につながります。
  4. インフレに強い資産
    現金の価値が下がっても、不動産は「物」として残り、家賃収入はインフレ対策になります。

例えば、月5万円の家賃収入は年間で60万円。

給与で同額アップを狙うのは大変ですが、不動産投資なら可能になるかもしれません。

→ とはいえ「いいことばかり」ではありません。次はリスクについて整理しましょう。


不動産投資のリスク・デメリット

不動産投資には安定感がある一方で、注意すべき点も存在します。

  1. 空室リスク
    借り手がいなければ収入はゼロ。特に人口減少が進む地域では要注意です。
  2. 修繕・維持費
    設備故障やリフォームはオーナーの負担。思わぬ出費が重なることもあります。
  3. ローン返済リスク
    借金を背負う形になるため、返済できるかどうかは精神的なプレッシャーになります。
  4. 売却リスク
    将来売却する際に想定より安くしか売れない可能性があります。

新築マンションをフルローンで買ったものの、空室が続いて返済だけが残り赤字になる……

そんな失敗談もよく耳にします。

大切なのは「リスクを理解して準備をしておく」ことです。

→ では次に、株式投資と比べると不動産はどう違うのでしょうか?


株と不動産投資の違いを比較

「株と不動産、どっちがいいの?」という質問は非常によく聞かれます。

結論は「一長一短があり、目的次第」。

  • 株の特徴
    少額から始められ、流動性が高く売買のスピードも速い。ただし値動きが激しく、精神的に揺さぶられやすい。
  • 不動産の特徴
    まとまった資金やローンが必要ですが、家賃収入が得られれば安定感は抜群。ただしすぐに現金化できるわけではありません。

イメージで言えば、株は「自転車」、不動産は「バス」。

自転車は軽快にスピードを出せるけれど転びやすい。

一方バスは発車が遅いけれど、走り出せば安定して目的地へ運んでくれる。

→ それでは、初心者でも不動産投資は本当にできるのでしょうか?


初心者でも不動産投資はできる?

答えは「できます」。ただし成功のためには次のポイントを押さえておきましょう。

  1. 無理のない規模で始める
    いきなり一棟ではなく、ワンルーム1室からスタートするのが安心。
  2. 営業トークを鵜呑みにしない
    「節税になります」「家賃保証付きです」といった言葉を信じすぎず、自分で相場や条件を調べること。
  3. 信頼できる専門家・仲間に相談する
    不動産は人とのつながりが重要。経験者や専門家に相談することで失敗リスクを減らせます。

僕自身も不動産を始めたとき、プロに伴走してもらいました。

独学では得られない知識やトラブル対応力が身につくので、孤独な挑戦よりはずっと安全です。

→ 最後に、今回の内容を整理してまとめます。


まとめ|正しく学べば初心者でも可能

不動産投資は「誰でも簡単に儲かる」ものではありません。

ですが、以下の3つを意識すれば初心者でも十分挑戦可能です。

  • 無理のない規模から始める
  • 営業トークを鵜呑みにせず自分で調べる
  • 信頼できる仲間・専門家と一緒に進める

特に公務員や大企業に勤める方はローンを組みやすいため、不動産投資との相性は良いでしょう。

正しい準備をすれば、不動産投資は「安定した副収入の柱」となり得ます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 不動産投資は初心者でも始められますか?
A. はい。ワンルーム1室など小規模から始めるのがおすすめです。

Q2. どんなリスクに注意すべきですか?
A. 空室リスク、修繕費、ローン返済、売却時の価格下落が代表的です。

Q3. 株と不動産、どちらがおすすめですか?
A. どちらにもメリットがあります。短期で売買したい人は株、長期的な安定収入を求める人は不動産投資が向いています。

Q4. いくらくらいから始められますか?
A. 都内の中古ワンルームなら1,000万円前後で購入できるケースもあり、ローンを組めば月数万円の支払いでスタートできます。

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