Fulfullコラム

「パパ、今日は一緒に寝ないの?」──子どものひと言が教えてくれた、人生の優先順位

2025.07.05


忙しさの中で、ふと我に返る瞬間ってありませんか?

自分では頑張っているつもりでも、もしかしたら大切な何かを見落としているかもしれない。

今回お届けするのは、仕事に家事にと日々奮闘している親御さんに、ぜひ読んでいただきたいお話です。

そんなことを、ある日4歳の息子のひとことで、僕は痛感しました。


子どものひとことで変わった“人生の優先順位”

その日はいつも通り、仕事に追われる慌ただしい一日。

夜もパソコンの前に座り、資料作りやZoomの相談で頭がいっぱいでした。

そんなとき、そらくん――4歳の息子が、僕のそばにやってきてこう言ったんです。

「パパ、今日は一緒に寝ないの?」

たった一言。

でも、その言葉は、心の奥までまっすぐに届きました。

手を止め、画面から目を離し、息子の顔を見た瞬間――

僕の中の“優先順位”が音を立てて崩れていくのを感じました。


忙しさに追われた夜に響いた、たったひとこと

大人にとって「一緒に寝る」というのは、日常の一コマかもしれません。

でも、子どもにとっては、“大好きな人と過ごす安心の時間”そのものなんですよね。

「今日は一緒に寝ないの?」

この一言には、

「さみしいよ」「そばにいてほしい」「僕のこと、見ていてくれてる?」

そんな想いがぎゅっと詰まっていたのだと、あとから気づきました。


「当たり前」に支配されていた自分に気づく

社会人になると、

「仕事が忙しいのは当たり前」

「子どもには我慢させる時期も必要」

「今頑張れば将来がよくなる」

――そんな言葉が、まるで正義かのように僕たちの行動を支配していきます。

でも、その“当たり前”を信じて突き進んだ先に、

本当に大切にしたい「人」や「時間」が置き去りになってしまっていること、ありませんか?

息子の言葉は、そんな歪みに気づかせてくれました。

彼の何気ないひとことは、僕にとっての「人生の鏡」だったのです。


「今」しかできないことがある

「子どもが小さいから無理」

「今は忙しいから仕方ない」

そう言い聞かせて、目の前の小さな成長を見逃してしまっていないでしょうか?

でも本当は、逆なんです。

子どもが小さい“今”しかできないことがある。

たとえば、絵本を読む時間。

たとえば、「だっこ〜!」と求められる時間。

数年後には、もう戻ってこないかけがえのない“今”。

それに気づいたとき、自然と「今どう生きるか」が変わってきました。


親の“背中”こそが最大のギフト

僕たちが子どもに与えられる最高のプレゼントは、**「生き方を見せること」**だと思っています。

子どもは、大人の言葉を覚える前に、大人の“姿勢”を見て育つんです。

  • ちゃんと目を見て話すこと
  • 仕事の手を止めて耳を傾けること
  • 「大好きだよ」「ありがとう」と伝えること

こうした日々の積み重ねが、子どもの心に深く根を張り、やがて自己肯定感という大きな樹に育っていきます。


忙しい日々こそ、「今」を投資しよう

僕は普段、「お金の投資」の話をする機会が多いですが、

実はもうひとつ、忘れてはいけない大切な投資があります。

それが、**「時間の投資」**です。

未来のために、今を我慢しすぎてしまうと、未来はただの“幻想”で終わってしまうことがあります。

逆に、今この瞬間を大切にして生きることが、結果として未来を育ててくれるんです。

これは、子育てにも、仕事にも、資産形成にも通じる真理だと感じています。


「今やらずにいつやる?」今日が人生の転機かもしれない

この記事を読んでくださったあなたへ。

少し強い言葉で、でも心から伝えたいことがあります。

「今やらずに、いつやるの?」

  • 子どもと向き合う時間をつくる
  • 資産形成に一歩踏み出してみる
  • 自分の人生を立て直す決意をする

どれも、「今」だからこそ意味がある行動です。

そして、そんな小さな行動が、未来を変えていくんです。


今日からできる、小さな一歩

難しく考えなくても大丈夫。

小さな一歩でいいんです。

たとえば…

  • 積立NISAの口座を開設してみる
  • 子どもに「今日もありがとうね」と言ってあげる
  • 寝る前に「一緒に寝ようか」と声をかけてみる

どれも、あなたとあなたの家族の未来を動かす、価値ある一歩です。


おわりに|子どもの一言は、最高の先生

「パパ、今日は一緒に寝ないの?」

このたったひと言が、僕の人生の価値観を変えてくれました。

子どもを育てることは、同時に自分も育てられるということ。

それが、親であることの尊さなのだと、改めて感じています。

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