忙しさの中で、ふと我に返る瞬間ってありませんか?
自分では頑張っているつもりでも、もしかしたら大切な何かを見落としているかもしれない。
今回お届けするのは、仕事に家事にと日々奮闘している親御さんに、ぜひ読んでいただきたいお話です。
そんなことを、ある日4歳の息子のひとことで、僕は痛感しました。
子どものひとことで変わった“人生の優先順位”

その日はいつも通り、仕事に追われる慌ただしい一日。
夜もパソコンの前に座り、資料作りやZoomの相談で頭がいっぱいでした。
そんなとき、そらくん――4歳の息子が、僕のそばにやってきてこう言ったんです。
「パパ、今日は一緒に寝ないの?」
たった一言。
でも、その言葉は、心の奥までまっすぐに届きました。
手を止め、画面から目を離し、息子の顔を見た瞬間――
僕の中の“優先順位”が音を立てて崩れていくのを感じました。
忙しさに追われた夜に響いた、たったひとこと
大人にとって「一緒に寝る」というのは、日常の一コマかもしれません。
でも、子どもにとっては、“大好きな人と過ごす安心の時間”そのものなんですよね。
「今日は一緒に寝ないの?」
この一言には、
「さみしいよ」「そばにいてほしい」「僕のこと、見ていてくれてる?」
そんな想いがぎゅっと詰まっていたのだと、あとから気づきました。
「当たり前」に支配されていた自分に気づく
社会人になると、
「仕事が忙しいのは当たり前」
「子どもには我慢させる時期も必要」
「今頑張れば将来がよくなる」
――そんな言葉が、まるで正義かのように僕たちの行動を支配していきます。
でも、その“当たり前”を信じて突き進んだ先に、
本当に大切にしたい「人」や「時間」が置き去りになってしまっていること、ありませんか?
息子の言葉は、そんな歪みに気づかせてくれました。
彼の何気ないひとことは、僕にとっての「人生の鏡」だったのです。
「今」しかできないことがある

「子どもが小さいから無理」
「今は忙しいから仕方ない」
そう言い聞かせて、目の前の小さな成長を見逃してしまっていないでしょうか?
でも本当は、逆なんです。
子どもが小さい“今”しかできないことがある。
たとえば、絵本を読む時間。
たとえば、「だっこ〜!」と求められる時間。
数年後には、もう戻ってこないかけがえのない“今”。
それに気づいたとき、自然と「今どう生きるか」が変わってきました。
親の“背中”こそが最大のギフト
僕たちが子どもに与えられる最高のプレゼントは、**「生き方を見せること」**だと思っています。
子どもは、大人の言葉を覚える前に、大人の“姿勢”を見て育つんです。
- ちゃんと目を見て話すこと
- 仕事の手を止めて耳を傾けること
- 「大好きだよ」「ありがとう」と伝えること
こうした日々の積み重ねが、子どもの心に深く根を張り、やがて自己肯定感という大きな樹に育っていきます。
忙しい日々こそ、「今」を投資しよう

僕は普段、「お金の投資」の話をする機会が多いですが、
実はもうひとつ、忘れてはいけない大切な投資があります。
それが、**「時間の投資」**です。
未来のために、今を我慢しすぎてしまうと、未来はただの“幻想”で終わってしまうことがあります。
逆に、今この瞬間を大切にして生きることが、結果として未来を育ててくれるんです。
これは、子育てにも、仕事にも、資産形成にも通じる真理だと感じています。
「今やらずにいつやる?」今日が人生の転機かもしれない
この記事を読んでくださったあなたへ。
少し強い言葉で、でも心から伝えたいことがあります。
「今やらずに、いつやるの?」
- 子どもと向き合う時間をつくる
- 資産形成に一歩踏み出してみる
- 自分の人生を立て直す決意をする
どれも、「今」だからこそ意味がある行動です。
そして、そんな小さな行動が、未来を変えていくんです。
今日からできる、小さな一歩
難しく考えなくても大丈夫。
小さな一歩でいいんです。
たとえば…
- 積立NISAの口座を開設してみる
- 子どもに「今日もありがとうね」と言ってあげる
- 寝る前に「一緒に寝ようか」と声をかけてみる
どれも、あなたとあなたの家族の未来を動かす、価値ある一歩です。
おわりに|子どもの一言は、最高の先生
「パパ、今日は一緒に寝ないの?」
このたったひと言が、僕の人生の価値観を変えてくれました。
子どもを育てることは、同時に自分も育てられるということ。
それが、親であることの尊さなのだと、改めて感じています。