月額980円の音楽配信サービス。
スマホの中には何も残らないのに、なぜか毎月支払っている。
コンビニで買う100円のパンとは違って、手元には何も残らない。
でも、確かに"何か"を買っているはず…。
実は、私たちが普段お金を使っているものの多くが、このような"形のないもの"なのです。
今回は、形のないものについてお話します。
実は身の回りにあふれている「サービス」
私たちの生活を振り返ってみると、実はお金を払って「形のないもの」を手に入れることが多いのです。
例えば:
スマホの音楽配信:リラックスできる時間や気分転換
映画館でのチケット:感動や楽しみ、友達との思い出
美容院での施術:気分転換や身だしなみを整える満足感
これらはすべて、形は残らないけれど、確かな価値のある「サービス」なのです。
ある大学生の1週間から見る、サービスとの関係
田中さん(仮名)の1週間を追いながら、普段の生活の中でどんなサービスを利用しているか、見てみましょう。
月曜日:大学で講義を受ける(教育サービス)
火曜日:図書館で本を借りる(知識・文化サービス)
水曜日:歯医者で治療(医療サービス)
木曜日:ネットで注文した服が宅配で届く(配送サービス)
金曜日:バレーボール教室で練習(スポーツ指導サービス)
土曜日:友達と映画を見に行く(エンターテインメントサービス)
日曜日:スマホでSNSを楽しむ(通信サービス)
こう見てみると、
「あれ?私も結構サービスを使っているかも…」
と気づいた方もいるのではないでしょうか?
知っておきたい!税金とサービスの関係
「でも、図書館は無料だし、公立学校の授業にもお金払ってないよ?」
そう思った方、実はこれらのサービスも私たちは間接的に対価を支払っているんです。
それが「税金」です。
例えば、1000円の買い物で払う消費税80円。
この80円は以下のようなサービスとして私たちに還元されています:
- 図書館の本の購入費や職員の給料
- 公立学校の先生の給料や施設の維持費
- 救急車や消防車の整備費
- 道路の補修費
- 公園の管理費
新しい発見!サービスの価値を考えてみよう
ここで少し立ち止まって、あなたが最近利用したサービスについて考えてみましょう。
例えば、動画配信サービスの月額料金2000円。
これは単に「動画が見られる権利」を買っているのではありません。
- 好きな時に好きな場所で楽しめる便利さ
- 新作との出会いによるワクワク感
- 家族や友達との共有による楽しみ
- 話題作を見ることで得られる会話のネタ
こういった目に見えない価値も含めて、2000円を支払っているんですね。
まとめ:明日からできること
これからの生活で、ぜひ意識してみてください:
買い物をする時、「形あるモノ」と「形のないサービス」どちらを購入しているのか?
そのサービスから、どんな価値を得ているのか?
公共サービスを利用する時、それが税金で支えられていることを思い出してみる...
お金の使い方を考えるとき、「モノかサービスか」という視点を持つことで、より賢い選択ができるようになるはずです。
あなたがサービスとお金について考えるきっかけになれば幸いです。
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次回は「よりよいサービスを選ぶための3つのポイント」についてお話しする予定です。
お楽しみに!