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【徹底解説】新NISAなんてやるんじゃなかった…。初心者が知っておくべきこと

2024.08.05


「老後の生活に不安を感じ、投資に手を出したものの後悔する」――

これは多くの人が陥りやすい状況です。

本記事では、65歳の元会社員・徳太郎さんの実例を通じて、

新NISA制度を利用した投資の落とし穴と、その解決策を探ります。

年金だけでは足りない生活費、底をつく貯金、そして焦りから始めた投資。

徳太郎さんの経験から、私たちは何を学べるでしょうか?

賢明な投資の在り方を考えていきます。

新NISAなんてやるんじゃなかった…ストーリーの概要

65歳の元会社員、徳太郎さん(仮名)は、定年退職後に月々13万円の年金で生活を始めました。

しかし、生活費は最低でも20万円かかり、毎月7万円の赤字に直面しました。

貯金が底をつく前に何とかして貯金を増やそうと考え、最近の「投資ブーム」や「新NISAはお得」といった情報を頼りに投資を始めました。

徳太郎さんは知人に勧められたアクティブ型投資信託を新NISAの成長投資枠240万円で一括購入し、

つみたて投資枠120万円も月10万円ずつで積立購入しました。

しかし、投資信託を購入した翌日から、価格の変動に心を翻弄され、夜も眠れなくなり、投資を始めたことを後悔するようになりました。

ファイナンシャルプランナー(FP)に相談し、徳太郎さんは投資戦略を見直しました。

アクティブ型投資信託を売却し、バランス型の投資信託で積立設定を行い、資金を分散しました。

また、投資についての知識を深めるために定期的に勉強会に参加することにしました。

徳太郎さんの問題と原因

徳太郎さんのケースを見てみましょう。

問題

65歳の徳太郎さんは、定年退職後に月々13万円の年金で生活を始めました。

しかし、生活費は最低でも20万円かかり、毎月7万円の赤字でした。

貯金800万円も70歳台半ばで底をつく見通しに直面した彼は、何とかして貯金を増やさなければならないと焦りました。

原因

そこで思いついた手段が「投資」でした。

最近のテレビ番組で「投資ブームが来ている」「新NISAはお得」

といった情報を見た彼は、投資で増やすしかないと考え、新NISAの成長投資枠240万円を一括で、つみたて投資枠120万円も月10万円ずつ積立購入しました。

しかし、これが問題の始まりでした。

投資信託を購入した翌日から、徳太郎さんはスマートフォンで価格をチェックするようになりました。

価格が上がれば喜び、下がれば落胆し、その繰り返しに心が翻弄されました。

夜も眠れず、投資を始めたこと自体を後悔するようになりました。

この問題の根本原因は、しっかり調べたり、勉強をせずに投資を始めたことです。

投資は振ったら小判が出てくる打ち出の小槌ではありませんし、60歳だからといって優遇されてリスクが下がるわけでもありません。

徳太郎さんの見つけた解決策とは?-新NISA口座の特徴と注意点

そんな時、友人の紹介でファイナンシャルプランナー(FP)に相談しました。

次のようにアドバイスしました。

「新NISAは非課税で投資できる魅力的な制度ですが、投資自体で利益が出なければメリットはありません。」

つまり、「非課税」イコール「儲かる」わけではないのです。

投資の基本戦略

1. 長期投資の重要性

例えば、65歳の方なら平均余命から考えて約20年の投資期間があります。

これは長期投資には十分な期間です。

時間を味方につけることで、市場の短期的な変動に左右されにくくなります。

2. 積立投資 vs 一括投資

  • 一括投資:元本割れのリスクは低いですが、大きな資金が必要です。
  • 積立投資:心理的負担が少なく、平均取得単価を抑えられるメリットがあります。

3. 分散投資の重要性

「卵は一つのカゴに盛るな」ということわざがあります。

投資も同じで、複数の資産に分散することが重要です。

バランス型の投資信託を利用すれば、手軽に分散投資ができます。

4. リスク許容度に応じた商品選び

  • リスクを抑えたい方:バランス型投資信託
  • 価格変動を嫌う方:預貯金や国債

自分のリスク許容度を正しく理解し、それに合った商品を選ぶことが大切です。

5. 投資信託の選び方

初心者の方には、インデックス型の投資信託がおすすめです。

アクティブ型は運用者の能力に依存するため、選定が難しいです。

6. 資金の性質に応じた運用

  • 生活費や緊急用資金:安全性の高い預貯金
  • 長期の老後資金:ある程度のリスクを取って投資信託で運用

投資教育の重要性

投資は一見シンプルに見えますが、実際には多くのリスクと複雑さが伴います。

成功のためには、最低限の知識と継続的な学習が不可欠です。

基本的な知識の習得

  1. 投資商品の理解:株式、債券、投資信託、不動産など、各商品の特徴とリスクを把握する
  2. リスクとリターンの関係:高リターンにはより高いリスクが伴うことを理解する
  3. 市場の基本原理:需要と供給、経済指標、企業業績など、価格変動の要因を理解する

投資計画の立て方

  1. 目標設定:老後資金、教育費、住宅購入など、具体的な目的を決める
  2. 投資期間の設定:短期目標には低リスク商品、長期目標には高リターンを狙える商品を
  3. 分散投資:リスクを分散し、一つの投資の失敗が全体に及ぼす影響を最小限に

継続的な学習と見直し

  1. 最新情報の収集:ニュース、専門誌、セミナーなどを活用
  2. ポートフォリオの定期的見直し:市場変動や生活変化に応じて調整
  3. 専門家への相談:判断に迷った際は、FPなどの専門家の意見を参考に

まとめ

投資には「絶対的な正解」はありません。

自分の生活設計やリスク許容度に合わせて戦略を立てることが重要です。

十分な情報収集と計画を行い、自分に合った投資方法を見つけましょう。

皆さんも、投資を始める前に十分な情報収集と計画を行い、自分に合った投資方法を見つけてくださいね!

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