今回は、家は乗り換える時代!というテーマについて書いてみます。
「持ち家 v.s. 賃貸」という議論はいろいろなところで耳にするようになりました。
これはどちらがいいという事はありませんし、みなさんの価値観や生活環境によっても正解はかわってくるでしょう。
この記事で僕がお伝えしたいのは、持ち家側の意見になります。
一概に「家を買う人はバカ」とは言えないですね。
もっと言うと、複数の物件を購入することが、ある意味では賢い選択となるとすら考えています。
この点について詳しく解説します。
Voicyで聴く: 家は乗り換える時代!複数購入が賢い選択となる理由
持ち家のメリットとリスク
持ち家のメリットとデメリットについてみていきましょう。
持ち家のメリット
持ち家のメリットは以下の4つだと考えています。
・老後に家がある安心感
・自宅のリフォームや改築の自由
・団体信用生命保険によるローンの免除
・土地の価値の維持・上昇
まず一番に大きいのは心のゆとりですよね。
自分の家があることで、将来的な不安はかなり軽減されます。
また持ち家であれば、室内のちょっとした改造や改築もあなたの意思で行うことができます。
住宅ローンを組むことで「団信」と呼ばれる保険に入る事ができ、あなたに万が一のことがあってもローンを払わなくてもよく、家族も安心できる仕組みがあります。(*一定の条件があります。詳しくは銀行へお問い合わせください)
おまけとして、すんでいる地域の価値があがり、あなたの住んでいる土地の価格が上昇するケースもあります。
持ち家のリスク
一方で、家を購入し所有する事のリスクも存在します。
・地震や災害、水害のリスク
・一度購入すると引っ越しが難しい
・老朽化に伴う出費
一度購入してしまうと、住環境をかえられないという点が大きなポイントになります。
購入した家の場所によって、さまざまな災害に備える必要があります。
また、子供の成長と進学に伴う生活の変化、もしくは転勤など家族の仕事環境がかわることもあるでしょう。
さらに、離婚もによる変化も、現代では一般的になってきているかもしれません。
長く住めばコスパも良くなる一方で、電化製品や内装、建物自体の老朽化には、ご自身で備える必要があることを忘れてはいけません。
賃貸のメリットとリスク
続いて、賃貸のメリットとデメリットを見ていきましょう。
大きく見ると持ち家の反対の考え方になるため、サクッと項目だけをご紹介します。
賃貸のメリット
- ロケーションの変更や生活スタイルの変化に柔軟に対応
- 短期間の居住を想定している場合は初期費用が安い
- 大きな修繕費用が発生しづらい
賃貸のリスク
- 70歳以降、新しい賃貸物件への移動が難しくなるもとも
- 大家さんの意向により、建て替えなど予期せぬイベントが発生する
老後を見据えた賃貸と持ち家の選択
ここまで、持ち家と賃貸についてそれぞれの特徴をみてきました。
どちらも一長一短がありますよね。
時々目にするような、"家を買う人はバカ"という考えは一面的です。
要は、各々のライフスタイルや経済的背景に合わせた選択をしていくことが大切です。
また、年金受給年齢の伸びや、平均寿命の伸びを考慮した生活設計。
現代は、人生の4分の1を年金生活で過ごすことにも目を向けておく必要があります。
70歳になったときをシュミレーションしてみる
例えば、自分が70歳になったときをシュミレーションしてみましょう。
- 持ち家の場合
・土地の価値が上下する
・ローン完済後は団体信用生命保険が終了
・老後の生活(すくなくとも自分の家)が保障される - 賃貸の場合:
住居の確保の難しさを感じる場合もある
賃貸料の継続的な支払いがある
このように、今の生活、5-10年後の少し先の未来、20-30年先の未来と、これから起こるあなたの将来を想像してみるといいでしょう。
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こんなところで以上になります。
僕の考える、住宅ローンや家の選び方についてお伝えしてきました。
若い頃に家を買った経験から、家の選び方や乗り換えるタイミングについて学びがありました。
住む環境や家族の成長に合わせて、家を乗り換えることが大切です。
また、不動産投資や自分のライフプランに合わせて家を買うことの重要性もお話しました。
最終的には、個人の状況に合わせて判断する必要があります。
家を購入または乗り換える予定の人、また、不動産に興味のある人にとって価値のある内容となれば幸いです。
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