今回は、僕がNISAをおすすめしない理由というテーマで書いていこうと思います。
みなさんはNISAや積み立てNISAについてどんなイメージをお持ちですか?
政府の施策で、税制的にも優遇されているので、最近では始める人も多いのではないかと思います。
しかし、僕はNISAをおすすめしていません。
この記事を読むことで、NISAについての理解を深めることができるだけでなく、投資を考えている人々にとっても参考になる情報が得られるはずです。
早速見ていきましょう!
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NISAをどうしてもオススメできない理由
NISAとは?
NISAは、日本における個人向けの節税制度の一つです。
2014年から導入されたこの制度は、個人が特定の金融商品を運用する際に得られる利益に対して、一定の期間内であれば所得税や住民税が軽減される仕組みになります。
NISAの主な特徴は以下の通りです:
◆非課税枠
年間40万円(2021年の制度)までの投資利益が非課税とされます。つまり、40万円以下の利益を得た場合、その利益には所得税や住民税がかかりません。
◆5年間の非課税期間
NISA口座を開設すると、最初の5年間は投資利益が非課税となります。この期間内であれば、40万円を超える利益も非課税となります。
◆投資対象
NISA口座で購入できる金融商品は、主に株式や投資信託、上場投資信託(ETF)などです。ただし、対象となる商品は年々変更されることがあります。
◆特定口座との併用
NISA口座とは別に、一般の特定口座(特定口座の所得は課税対象)を持つことも可能です。ただし、特定口座とNISA口座の投資枠は重複してカウントされるため、40万円を超える投資利益に対しては課税がかかることに注意が必要です。
NISAは個人の資産形成や投資を促進するために導入された制度であり、長期間にわたって資産を運用しやすくするための節税手段として利用されています。
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僕がNISAをおすすめしない理由
さて、ここからが本題です。
僕がNISAをおすすめしない理由は次の3つです。
NISAをおすすめしない理由
・NISAは増えない、または増えてもちょっとだけ
・自分で選んで投資・運用していく必要があること
・政府の意図が見え隠れしている
1つずつ説明していきますね。
1,NISAは増えない、または増えてもちょっとだけ
銀行に預けたというよりは、こっちに預けたほうが確率が高いんじゃないかという話なんですよね。
そこにまんまと載せられて、よくわからない、知識のない人がNISAというパッケージを作って、 わからない株に何とかやってみると。
ユーチューバーで見た株に対して投資をする。 で、結局増えないよ、どうしてくれるんだ。 なんだ、やめちゃえみたいになっちゃうわけですよね。 これって当然なんですよね。
2,自分で選んで投資・運用していく必要がある
NISAという名前の口座を使うだけで、実際は自分で選んで投資をしていくわけですね。
投資信託であれば、証券会社に依頼をして運用してくれるかもしれませんが、NISAはあくまで自分で運用することになります。
この勉強をしてない、いわゆる運転の免許を持ってない人に、 とりあえず車あげるから、自由に運転してみていいよというイメージです。 これはね、僕すごく危ないんじゃないかな。 国としてもすごく無責任な政策なんじゃないかなと実は思っています。
3,「政府の意図」が見え隠れしている
このポイントについては、あまり話している人はいないんじゃないかなと思います。
みなさんに一度思い出してほしいことがあります。
「NISAをやろうとなった理由ってなんでしたか?」
NISAでいいんじゃないかなと思い始めたきっかけ。 おそらくこれは、岸田総理でしょう。
以前からNISAという仕組みがありましたが、 国がこのNISAに力を入れ始めたのは最近です。
限度額を増やしたり、非課税枠、非課税期間をなくしたりとか、どんどん使いやすくしています。
この裏側って考えたことありますか?
国が進めてるからなんとなくいいんだろう。
国が進めてたら国民には悪い話ではないだろう。
確かにそういう側面もあると思いますが、これはすり込みなんですよね。
例えば、なんとなく高校に行って、いい大学に行くんだよみたいな、 このすり込みですよね。 みんなやれば怖くない、みんなで行けば怖くないみたいな、 こういったところは非常に日本人に根強い意識があるんじゃないかなと思います。
ただこれって、なんで国が何をやりたいかというと、日本企業の株式、この投資につながるからだと思っています。
NISAって、そもそも「株」ですよね。
その株の元を正せば、それは「日本の企業」ということですよね。
日本企業の成長に対して、投資家からお金を集めたい。
国がいいよといえば、そこに対してお金を集めやすくなるし、 集めたお金を企業がうまく事業投資をしたりとか、 事業を発展させてくれることが日本にとっては嬉しいことなんですね。
なぜなら、その先にあるのは法人税が上がるからですね。
そう、政府は税金をいただきたいわけですね。
一旦、流れを整理すると、
・僕たちが株を買って投資をする
・日本の企業が潤う(株価が上がる)
・法人税があがる
・国の財政が潤う
・企業は事業投資をする
・企業の利益を、株主へ還元する
しかし、日本不景気だから、この株を買ってくれる人がいないんですよね。
企業からしたら、政府がなんとかみんなからお金を集めてくださいと言っているわけです。
そうしてくれれば、日本の企業も何とか頑張りますから!みたいなことなんですよね。
はじめに戻りますが、NISAは国がやってるから、国の仕組みだから、 100%利益出ますよとかお金が増えますよというわけではないんです。
この仕組みを使ってうまくお金を資産運用してくださいということなんですよね。
そして、
◆投資資金を集める施策を打つ
企業:株が買われて、資金が集まる
(個人)投資家:利益にかかる税金が減る
国:法人税収入が見込める
3者に利益がある形でやっていきましょう。これが政府が公然と言わない裏意図になると思っています。
僕のNISA運用
最後に補足になりますが、僕がNISAをやってないかというと、実際には仕組みとしては利用しています。
ただ、NISAにお金をいっぱい入れてるかというと、そんなことはありません。
実際に僕がやってるのは、保険プラス投資信託になります。
話の種として、やっぱりNISAってこうだったよねって言えるためにも、少しだけNISAの運用も実践しています。
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NISAとは、個人投資家の節税を助ける制度である一方、株への投資をすることで日本の企業を潤す仕組みであることを解説してきました。
しかし、この制度を利用する際には専門知識や十分な情報が必要であり、投資に損をする人々も多いと言われています。
国が進める制度であるため、安心感を与えられる面もありますが、いずれにせよ、自分自身で十分な知識を持つことが一番大切ですね。
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